登っている最中に集中力を失う6つの理由

2020年11月16日のアーカイブより。dpcmの政令やクライミングジムの休業への言及は、当時の文章に含まれるものです。考え方、例、アドバイスは当時の内容を反映しています。

クライミングで何もかもが完璧な日には、動きが自然に、直感的に出てきて、心配事のない頭で今この瞬間に集中し、すべてが滑らかで魔法のように感じられる、といいます。しかし、実際にはそうならないこともよくあり、ルートやボルダリング課題の核心となる一手の、まさに決定的な瞬間に、突拍子もないことを考えてしまいます。ここでは、どのクライマーもこれまでに経験してきた、調子の悪い日に浮かびがちな考えを紹介します。

 

 

6- 疲労感に耳を傾ける。クライミングは、はっきりいって痛みを伴うスポーツです。前腕のパンプや、とても鋭いホールドに気を取られ、次の動きに集中できなくなることがあります。疲労やパンプの感覚に耳を傾けていると、それらはますます大きく、乗り越えがたいものになり、ついには頭の中をすべて占めてしまいます。優れた励ましの言葉にもあるように、「あなたは、あなたの疲労そのものではない」のです。

 

 

5- 独り言をいう。誰でも、ときどき自分自身と言葉を交わしていることがあります。それだけなら何でもないのですが、この独り言が否定的で逆効果な方向に進み、失敗の一番の原因になってしまうことがあります。「どうせあそこまで行って、そこから落ちるんだろう」「そもそも、なぜトライしているのかも分からない」。こうした言葉は、いわば失敗への格好の近道です。最悪の「組み合わせ」は、さらに一段進んで自分に質問し、その答えまで自分で出すときです。「もし落ちたら?」——「落ちたら怪我をする。絶対、間違いなくね」。「もしビレイヤーがこっちを見ていなかったら?」——「自分で何とかしよう。今ちょっとだけ振り向いて、何をしているか見てみる」。そして、動きはおじゃんです。

 

 

4- 前回落ちたときのことを考える。以前に落ちたり途中で止まったりしたルートに再びトライする前には、誰もが多少なりとも頭の中で振り返りをします。専門的にはルートの「視覚化」と呼ばれ、最善のやり方は、すべての動きを思い出し、落ち着いて集中しながら動作をなぞり、成功する一連の動きを想像することです。成功する動きを想像せずに落ちた地点で止まり、そのフォールの感覚を思い出し、次のトライで起こるかもしれないことを、さらに千もの色鮮やかなイメージで飾り立てると、同じことが繰り返される可能性が指数関数的に高まります。

 

 

3- お祝いのことを考える。楽観的すぎる態度も、あまりおすすめとはいえません。特に、登っている最中から、ダブルモルトの琥珀色のビールにするか、それとも秋のある日に手摘みされた小麦を使い、微細ろ過したビールにするかと考えている場合です。気が散ってしまうかもしれないことは、いうまでもありません。

 

 

2- 電子機器による注意の散漫。若い人にも、そうでない人にも、スマートフォンととても親密な関係にある人にとっては熱い話題です。トライを始める前にスマートフォンを見ることは、注意を大きくそらす要因になりえます。特に、dpcmの政令に関するニュースや、世界のトップクライマーの最新の成果を見ている場合です。

 

 

1- 機械的に登る。ルートに何度もトライする人なら、自分の最大能力をすでに大きく下回る区間では、ほとんど機械的に登るようになる時点があることを知っているでしょう。これは、これまでの項目をひとまとめにした状態につながることがあります。自分のしていることにあまり没頭していないため、前回落ちたときのこと、カフェでコーヒーを飲みたい気持ち、明日は休業するジム、そしてホールドがとんでもなく痛いことを考えている自分に気づくかもしれません。

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