2022年の記事アーカイブ。このセレクションは、2022年末から2023年初めにかけて知られていた映像とプロジェクトを当時の視点から紹介します。その後、Project Bigは2023年9月にJakob Schubertが初登し、B.I.G.と命名して9cを提案しました。
2023年1月は、前年に起きたことや、私たちのブログとウェブに残った印象深い出来事を振り返る時期です。恒例となった、見ているだけで手に汗を握る動画を10本選びました。9Aのボルダーを登り切るための力強さから、このスポーツの誕生と成長を見届けたクライマーたちの詩情まで、幅広い内容をお届けします。
高難度のクライミングに焦点を当てた映像から内省的な作品まで、2022年末のこれまでの記事で紹介した動画を除き、短編と中編の映画を10本集めました。すべてをつなぐのは、クライミングへの純粋な情熱です。
まずは、2022年のセレクションで私たちを最も感動させた動画から。イタリアでイタリアのクライマーとともに制作されたNever Give Upは、Monturaの協力を得てPietro Bagnaraが手がけたLaura Rogoraの映画です。公開が間近であることは前年末にもお伝えしていました。YouTubeで見られるこの作品は、ローマ出身のチャンピオンの姿を、Simone Raina「The Voice」、Stefano Ghisolfi、Sara Grippo、コーチのFranco Capotorti、そしてLauraの両親の言葉から描き出します。クライミングへの向き合い方、粘り強さ、これまでの目覚ましいキャリアに、始めた頃の思い出、遠征の映像、常に全力で取り組むトレーニングが重なります。これからのさらなる成果を期待させてくれる美しい映画であり、揺るぎない意志と目標に集中する心が大きな夢を実現し得ることを見せてくれます。
Breaking Beta | Silence | Stefano Ghisolfi
GhisolfiとGrippoの二人に触れたので、続いてはThe North Face、CAMP、La Sportiva、Regione Trentinoとの協力で二人が登場する映像です。結末以上に、思わず笑ってしまう冒頭についてはネタバレしません!見事な映像や笑い、クラックの第一人者との「通話」を背景にあるのは、Stefano GhisolfiがFlatangerで挑んだSilenceのムーブ。単なるルートを超えた傑作です。すでに初登されたルートに挑み、再登を目指す本人が登り切れない映像でも、楽しく、興味深く、引き込まれる作品になるでしょうか?私たちの答えはもちろんイエス。想像以上です。ぜひ見てください。
Project Bigの話をしましたね?2022年のクライマー10人にはAdam Ondraを入れませんでしたが、Jakob Schubertの項目でこの大きなプロジェクトには触れました。Adamはこの年も精力的に活動しました。父親になったことに加え、世界各地で目覚ましい登攀とボルト設置を続けました。年の終わりに彼が残したのは、これからの12か月に向けた問いです。Flatangerの洞窟にある、このきわめて難しいプロジェクトは登り切れるのか?クライミングの映像に加えて、ノルウェーの息をのむ風景、日常の場面、そしてともに挑戦するJakob Schubertとの猛烈なトレーニングも楽しめます。
Climbing With a Legend • Jerry Moffatt on Training and Climbing Performance
Wedge Climbingは、動画の質と独創性から登録する価値のあるYouTubeチャンネルの一つです。2022年に公開された多くの作品から、伝説的なJerry Moffattとの動画を選びました。Peak Districtを象徴するボルダーを巡るとともに、1980年代のクライミングに飛び込みます。当時、Jerryのようなクライマーは夜明けに家を出て、歩いてボルダーエリアへ向かいました。クラッシュパッドもなく、ハイボールの上部で不安定な落下をしたときに携帯電話で助けを呼ぶこともできませんでした。その頃はボルダリングのためにトレーニングするのではなく、ボルダリング自体がトレーニング、しかも筋力やロープを使う大きな目標のための最高の練習と考えられていました。この旅を案内するのはJerry Moffattと、The Climbing Bible: Practical Exercisesの著者Stian Christophersen、Martin Mobråtenです。
Emとは誰でしょう?世界でも指折りのクライマーかもしれませんが、まだ名前を聞いたことがない人もいるでしょう。Emilie Pellerinは家の屋根の下よりテントやバンで過ごすことの多い環境で育ち、さまざまなクライミング経験を重ねて、近年はプロクライマーとして活躍しています。数字は実力を知る一つの手がかりですが、Emの登攀には彼女らしい「オンサイト」という特徴があります。彼女にとってオンサイトは、冒険心と高難度への挑戦を結び付けながら、その時々の限界を見極め、超えるための最も自然な表現です。SquamishのThe Shadow 5.13aをオンサイトで登ったことは、キャリアの転機となり、プロクライマーとして知られるきっかけになりました。それだけではありません。トラッドへの情熱は彼女をQuébecへ導き、厳しいコンディションのなか、現地の名ルートLa Zébréeを自らプロテクションを設置しながら再登しました。5.14a(8b+)のこのトラッド登攀も、彼女のキャリアを形づくる一つです。
以前の記事2022年に私たちを刺激した10人のクライマーで紹介した動画のうち、ここでは2本を取り上げます。その一つは、2022年に99歳で亡くなったスイスのクライマーMarcel Remyを描いた作品です。90代になってからもリードで登った姿は心を動かし、生涯を通じて彼を支えた情熱を伝えます。クライマーである前に、一人のかけがえのない人へのオマージュ。少数の揺るぎない大切なものに彩られた、飾らない人生を詩的に描くドキュメンタリーです。
RocTripの後には、新しいルートに挑むトップクライマーたちや、その年でも指折りの集まりを楽しむ姿を収めた、手に汗握る動画がつきものです。舞台はギリシャ。Petzlが見せる、のんびりした空気と少しワイルドに見える岩場にひかれて、今すぐ荷造りして出かけたくなります。気分を盛り上げる音楽、あらゆるホールドをつかみ、ピンチする手、そしてギリシャのEvia島にあるManikiaの住民と分かち合う素晴らしい祝祭の雰囲気。今回も魅力的な組み合わせです。
Shawn Raboutou、Daniel Woods、Drew Ruana、Chad Greedy、Jimmy Webbと過ごす、力強さに満ちた13分間を、Matty Hongの視点から映し出します。Megatronにはボルダー動画の名作に必要な要素がそろっています。なかなか解けない長期プロジェクト、米国屈指のボルダラーたち、そして少し不安定な着地点。Matty Hongは、この課題を見つけた人、注目を集めるようにした人、ついに登った人を集め、それぞれの視点から物語を語ります。2022年末時点で、MegatronのV17(9A)は、提案されたボルダーのグレードの中でも最上位にありました。
A TRUE Day in Life of Pro Climber
プロクライマーはどんなふうに暮らし、一日の中でどれほどの時間をクライミングに使うのか、考えたことはありますか?Lattice Trainingのこの動画が、その疑問に答えてくれます。Pete Whittakerが起きている16時間を追い、タンパク質たっぷりの朝食、トレーニング、YouTube用の撮影を見ていきます。イギリス英語に慣れていないと少し聞き取りにくいかもしれませんが、いつもとは違う一本。フルタイムのクライマーの日常と私たちの普段の生活との差を、思いがけず鮮明にしてくれます。
The BMC - The Flail in the Dale
リングに上がるのは「Iron」Steve McClureとHaydn「H Bomb」Jones。二人は徒歩と自転車で移動しながら、Peak Districtの8か所の岩場で8本の8aに挑みます。目標は、疲労や気力の消耗、諦めに負けず、同じ一日のうちに8本すべてを登ること。勝負に勝つのはどちらでしょう?力強いクライミングの30分間には、Steve McClureならではの自然なユーモアもたっぷり。ともに挑戦を立て、支え合い、応援し、楽しむことの素晴らしさが伝わります。結果は映像で確かめてください!
写真クレジット:Ocún











