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2025年10月7日
クライミングホールドの主な種類とは?


色とりどりの無数のホールドが競技用ウォールを彩ります。写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
岩場でもジムでも、同じものを同じ名前で呼べると会話がスムーズになります。「右のガバを取って」と言われたのに、自分にはまったくガバに見えないホールドだったことはありませんか。
ホールドの種類が分かれば、持ち方や壁に対する体の位置も考えやすくなります。アンダーでは足を高くして体を横向きにすることが多く、サイドプルでは反対側の足で強く押しながら、壁に対してより正面を向くことがあります。
ホールドの形は非常に多様になり、種類ごとに分類するのは難しく見えます。それでも、基本的な保持方法はおおむね変わりません。


足をできるだけ高く上げてアンダーに荷重します。 写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
ガバ:持ちやすいホールド
英語では「jug」と呼ばれ、地域によっても呼び方が異なります。手全体で包み込める取っ手のようなものや、深く広いバケツ状のものなどがあります。易しい課題で使われる、いわゆる「良いホールド」です。
子ども用ホールドとは区別しましょう。子ども用は小さな手と成長段階に合う動きを考えて作られています。ガバはルーフやオーバーハングでも役立ち、上級者だけに限らないダイナミックな動きを作れます。初心者には安心できる保持、中級者には動的なムーブ、上級者には長く読みづらい傾斜壁のムーブを提供するため、どのジムにも欠かせません。


スローパーとピンチの面白い組み合わせ。写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
カチ:昔ながらのセットでおなじみ
十年ほど前まで、ジムではカチが主役でした。掛かりの良いもの、丸いもの、深いもの、ごく小さいものまで多彩です。十分にウォームアップせず指を立てて持つと負担が大きくなりやすいため、敬遠されることもありました。
それでも、岩場での登りに備えてジムで練習するクライマーには、カチの動きが欠かせません。多くの岩場で見られる代表的なホールドです。
カチは持ち方も一通りではありません。引く方向を表すサイドプルやアンダーとは異なり、深さや丸み、向きによって、横引き、下からの引き、つなぎのホールド、両手をそろえるホールドとして使えます。幅広いグレードやスタイルに対応します。


大きくても保持が難しいスローパー。写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
ピンチ:次の難しさへ
ピンチは、掛かりの良いカチやガバほど安定感がないため、難度が上がります。幅の広いピンチでは親指を十分に対向させられず、開いた手で持つこともあります。小さいピンチは手で包み込みやすく、比較的しっかり保持できます。
特に三角形のボリュームの縁がピンチになることもあります。その縁だけが壁に残るための手掛かりになる場合もあります。こうした動きには、課題を読む経験と確かな技術が必要です。
子どもにとっては、どのピンチも大きく感じられます。不自然な姿勢を強いることがあるため、子ども向けの課題では通常避けられます。主に中級・上級者向けですが、ホールドの大きさや足場の良さにも左右されます。


昔ながらのクライマーに人気のマイクロカチ。写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
アンダー:技術を学ぶための重要なホールド
アンダーは下側から上に引くホールドです。初めての人には、下から支えるように持つと説明できるでしょう。正しい位置を見つけるには練習が必要ですが、適切に使えば大きな力を出し、遠い次のホールドにも届きます。
脚を伸ばしすぎると、アンダーに正しい方向で力を伝えにくくなります。足が低すぎれば、手が外れてしまうこともあります。手のホールドに近い足場を探し、膝を曲げて腕を伸ばすと、安定して次へ手を伸ばせます。
アンダーを生かすには、片方の腰を壁に近づけて体を横向きにする方法が効果的です。良いスタートのアンダーからダイナミックな動きにもつなげられます。一般に中級・上級者向けです。


輪郭を描いただけのようなトップホールド。写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
サイドプル:好き嫌いが分かれるホールド
サイドプルには、ある程度の技術、体の位置を感じる力、直感だけでは分かりにくい姿勢が求められます。壁に正面を向けばよさそうに見えても、安定して保持しながら上へ進める位置を見つけるのは多くの人にとって難題です。
ジムの課題では、サイドプルが技術的な難しさを高めます。指の力、バランス、正確な足使いが必要です。垂壁では繊細な動きだけで難しい課題を作れます。


ボリュームと小さなフットホールドの組み合わせ。写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
スローパー:新しい世代のホールド
ジムが広くなり、十年前には難しかった長い課題も作れるようになりました。大きなボリュームやスローパーがその中心です。視覚的な迫力があり、課題の難しさも高めます。
スローパーには明確な縁がなく、指だけで握り込んでも保持できません。強くつかもうとすると体が後ろに押し出される感覚があります。手全体を使い、腕と背中も働かせましょう。
手首の角度や体の大きさを考えると、子ども向けの課題には通常使われません。主に中級・上級者に適したホールドです。
大きなスローパーは足場にもなります。広い面のどこを、どの角度で踏めば効率よく押せるかを見極めるのは難しく、人によって異なる解き方ができます。


強くつまむ必要がある小さなホールド。写真:OutThere Collective、FASI Media Gallery
デュアルテクスチャーのホールド
デュアルテクスチャーは形状による分類ではありませんが、ジムでますます一般的になっています。特徴を知っておきましょう。
表面には摩擦の異なる二つの部分があります。非常に滑らかな樹脂面はほとんどグリップせず、もう一方のざらついた面を通常は手や足で使います。
このホールドには正確さが必要です。たとえば足をグリップのある場所にぴったり置きます。位置がずれると体全体の安定が崩れ、最初からやり直しになるでしょう。











