クライミング用品のUIAA認証とCEマーキング

クライミング用品の製品仕様を見ると、CE、EN、UIAAといった略称が出てきます。これらは一緒に記載されることが多いものの、それぞれ異なる意味を持っています。何を表しているのか、また装備を選ぶ際に役立つ情報をどこで確認できるのかを見ていきましょう。

CEマーキング

CEマーキングは、適用される欧州の法令の要求事項に製品が適合していると、製造者が宣言していることを示します。欧州連合による安全性の承認ではなく、販売されているすべての製品に一律に適用されるものでもありません。表示を求める法令の対象となる製品カテゴリーに限って義務付けられています。

クライミングや登山に使用する個人用保護具(PPE)の根拠となるのは、規則(EU)2016/425です。EN技術規格は、特定の装備カテゴリーに対する要求事項や試験方法を定めています。これらは標準化機関によって策定されるもので、欧州議会が一つずつ承認するものではありません。

これらの表示は区別する必要があります。高所からの墜落を防護する製品を含むカテゴリーIIIの個人用保護具では、CEマークの後に、生産管理に関与する通知機関の識別番号が付きます。一方、EN 15151-1のような表記は技術規格を示すもので、その機関を識別する番号ではありません。

黒い背景に置かれた、スリングとカラビナ付きの金色のカム式プロテクション

写真:Adam Mills / Unsplash。

UIAA認証

UIAAはクライミングと登山の国際連盟で、1932年に設立され、1995年に国際オリンピック委員会から承認されました。この記事が公開された2022年には、設立90周年を迎えました。装備の安全規格の策定は1960年に始まり、最初に対象となったのはロープでした。

UIAAマークの取得は任意です。製造者は、適用されるUIAA規格を満たすモデルについて取得を申請できます。製品のサンプルは、認定された独立の試験機関で試験されます。規格や試験内容は装備の種類によって異なり、例えばUIAA 101はロープ、UIAA 105はハーネスを対象としています。場合によっては、対応する欧州規格に加えて追加の要求事項が定められています。

したがって、一つの製品にCEとUIAAの両方が表示されることがあります。欧州の法令の対象となる個人用保護具では、製品が欧州外で製造されていても、UIAAマークがCEの義務に代わることはありません。他の市場向けの製品では、法的な要求事項は販売国によって異なります。製品の製造元の国だけでは、どの表示が必要かは判断できません。

UIAAの証明書には、関連する規則で定められた有効性と更新の条件が適用されます。モデルを確認する際は、すべての認証に同じ有効期限があると思い込まず、公式データベースでその証明書の状態を確認するのがおすすめです。

データベースとしてのUIAA

UIAA認証製品のデータベース(英語)では、製品名、ブランド、カテゴリー、証明書番号から検索できます。拡張検索には、すでに認証が有効でなくなった製品も含まれます。そのため、一覧に名前があるかどうかだけでなく、認証の状態を確認する必要があります。

UIAAは、山岳での安全や山岳環境の保護(英語)に関する情報も公開し、持続可能性を目指す取り組みやプロジェクトを紹介しています。

青いカラビナと紫色のゲートを持つクイックドローが扇状に並んでいる

表示や認証は、定められた要求事項への適合を示すものですが、実際のあらゆる状況で安全を保証するものではありません。装備を選び、使用する際は、製造者の取扱説明書を確認し、活動に適したトレーニングを受けてください。

出典:欧州委員会、CEマーキング(英語);UIAA Safety Label(英語);UIAA安全規格(英語)。

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