ルートごとに異なる終了点

Oliunìdからのアドバイス
2019年7月18日

 

 

ルートごとに異なる終了点

 

岩棚でロープを扱うヘルメット姿のクライマー岩棚でロープを扱うヘルメット姿のクライマー

写真:Edelrid

いつもの岩場では慣れた終了点を使えても、初めて訪れる岩場の終了点は構造が違うかもしれません。登る前に、そのルートで必要な器具と技術を確認しましょう。終了点に着いてから下降方法を即興で決めてはいけません。

 

 

終了点でのロープの掛け替えは、スポーツクライミングの中でも危険を伴う場面です。資格を持つ指導者から方法を学んで練習し、メーカーの説明書に従い、適合する強度を備えた器具を使ってください。クイックドローは習得した手順の一部として使える場合がありますが、1本だけでどの終了点にも対応できると思わないでください。作業中、ビレイヤーはビレイを続け、ロープのブレーキ側から手を離してはいけません。

急な岩壁を登るクライマー急な岩壁を登るクライマー

写真:SCARPA/Jeremiah Watt

終了点の種類

 

終了点には固定式のロッキングカラビナ、クイックリンク、リング、独立した複数の支点などがあります。安全な方法は構造全体によって異なり、カラビナ1個を確認してロープを通すだけでは足りません。腐食や摩耗、ロープに接する部分の鋭い溝、ゲートの閉鎖状態を確認してください。疑わしい器具で下降せず、習得済みの別の方法を使うか、専門家に相談してください。専用のセルフビレイ用ランヤードを使う人もいます。 Daisy Chain として販売されている器具は、Climbing Technologyの製品を含め、各製品の説明書で認められた接続方法でのみ使用してください。すべてのループやクリップ方法がセルフビレイ用に認められているわけではありません。ランヤード、ハーネス、ロッキングカラビナ、終了点の正しい接続を学び、たるみを避け、ロープの掛け替え中も確実な接続を維持してください。

 

予備のクイックドローは、習得した手順で補助的に役立つ場合があります。ただし、終了点への唯一の接続として当然に安全だと考えてはいけません。予備のカラビナは、用途に適した規格と互換性を備えていてこそ役立ちます。適当なカラビナを使って摩耗した固定器具の問題が解決するわけではありません。固定されたコネクターを独断で交換せず、損傷を地元の整備担当者に報告して安全な代替策を選んでください。

 

常設のクイックドローは風雨にさらされ、カラビナが摩耗したり鋭利になったりしていることがあります。状態を確認し、疑わしい器具に頼らないでください。習得した手順で必要な場合は適切な自分の器具を使い、破損した固定器具は岩場の管理・整備担当者に知らせてください。器具をルートに残す場合も、担当者と調整してください。

注意:この記事は一般的な情報であり、終了点での掛け替えや下降の手順を教えるものではありません。各器具の説明書を読み、資格を持つ指導者のもとで実技を練習してから、監督なしで行ってください。ルートごとに終了点、ロープの通り道、ビレイ、ロープの長さを確認し、不安があれば作業を止めて助けを求めましょう。

 

 

この記事はOliunìdの クライミング安全シリーズの一部です。

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