Fish EyeとAmerican Hustle:Janja Garnbretが2021年に達成した2本の8cオンサイト

2021年11月に公開されたアーカイブ記事です。

東京オリンピックの金メダルからリードワールドカップの総合優勝まで、競技で主役となった2021年のシーズンを終え、私たちは「Janja Garnbret」という章が、少なくともその年については最高の形で締めくくられたと思っていました。だから、Instagramで彼女を追っていなかった人には、その知らせは思いがけないものでした。Janja Garnbretは、またしても並外れた成果を残し、岩場でのクライミングの歴史にも自分の名を刻んだのです。

そのルートがFish Eyeです。2021年11月1日にオンサイトされ、当時、グレードが確立された8cのルートでは女性初のオンサイトと認められました。それ以前にも、この到達点は2度報じられていましたが、その2本のルートは後に8b+へとグレードが見直されています。オンサイトとは、ムーブの順序について事前の情報を得ずに、最初のトライで登り切ることです。競技での「常識を超えた」実力を考えれば驚くような結果ではなかったかもしれません。それでも、主に競技に力を注いでいる選手にとって、決して当然の成果ではありませんでした。2日後の11月3日には、同じOlianaでAmerican Hustleもオンサイトし、2本目の8cを達成します。世界中のクライマーが、岩場における彼女の限界はどこにあるのかと考えずにはいられませんでした。

OlianaのFish Eyeの登攀について伝えるInstagram投稿のスクリーンショット

Fish Eye

Janja Garnbretがオンサイトした2本のうち、最初のルートがFish Eyeです。Chris Sharmaがボルトを設置し、2009年に初めてフリーで登ったこのルートは、50メートルにわたる長い旅。終盤は小さなホールドを使う、よりテクニカルな登りになり、多くのトップレベルの女性クライマーが力を発揮してきたスタイルです。Fish Eyeは、いわばこのグレードの「試金石」。春と秋に世界中からclimberが訪れる、持久力を要する定番中の定番です。性別を限定しないこの英語の言葉を使いたいのは、本当に誰からも人気のあるルートだからです。

Fish Eyeを女性で最初に登ったのは、2010年のDaila Ojedaでした。その登攀は、Work Less Climb More Videoが制作したクライミング映画「The Fanatic Search 2 – A Girl Thing」にも収められています。その後も、世界各地の女性クライマーがこのルートを完登し、Hazel FindlayやMina Markovicもその一人です。2021年春には、圧倒的な強さを持つドイツのMartina Demmelも、2回目のトライで登り切っていました。

つまり、ふさわしいクライマーがふさわしいタイミングで挑めば、オンサイトできるかもしれないと考える材料はあったのでしょう。ただし、同じ選手が2日後に同じ偉業をもう一度成し遂げるというのは、想像の域をはるかに超えていました。

OlianaのAmerican Hustleの登攀について伝えるInstagram投稿のスクリーンショット

American Hustle

こうして、初めて8cをオンサイトしてから2日後、Janja GarnbretはContrafort de Rumbauに戻り、American Hustleも同じスタイルで登りました。まるで休養日を終えたばかりのようなフレッシュさだったのでしょうか? 彼女を見ていると、まさにそう感じられました! このルートはSam Eliasがボルトを設置し、2014年に初めてフリーで登ったものです。女性初登はSasha DiGiulianで、その登攀は2018年に公開された動画に記録されています。また、Daila Ojedaも2020年に再登しました。

彼女より前に、このルートをオンサイトできたのは誰だったのでしょうか? その一人が、2017年のAdam Ondraです。2021年のあの日々を振り返ると、2人のクライマーに重なる姿が、ますます鮮明に見えてきました。

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