Giulia Monegoへのインタビュー

2022年3月のインタビューです。Giulia Monegoは、スキーや垂直の世界を愛し、豊富な経験を持つ山岳ガイドです。当時、ミラノのクライミングジムUrban Wallで、クライミングと落下への恐怖をテーマにしたワークショップを開催していました。このテーマをさらに掘り下げるため、話を聞きました。

こんにちは、Giulia。私たちのブログへようこそ! お元気ですか。ここ数週間は、どのあたりの山で過ごしていますか?

皆さん、こんにちは。お招きいただきありがとうございます。最近は主にChamonixと、オステオパシーを学んでいるミラノを行き来して過ごしています。

ご自身について少し教えてください。いつクライミングを始め、どの岩場で登っていたのでしょうか?

私はヴェネツィア生まれの、海とともに育った女性です。ラグーンとドロミテの間で育ち、そのなかで山への愛情が芽生えました。スキーは私の一番の情熱であり、世界中のたくさんの山を探求するきっかけになりました。クライミングと出会ったのは少し後で、20歳ごろです。初めて岩を登ったピッチはサルデーニャにあり、2日目には初めてのルートのトップに立っていました! クライミングはいつも楽しみとして続け、仕事ではより高山の世界に重点を置いてきました。

ヘルメットと緑の服を着て、雲のなかの岩壁を登る人

クライミングで「落ちる」ことは、最初から受け入れられましたか。それとも、克服するための取り組みが必要でしたか?

安心して身を任せて落ちるときより、落ちるのを受け入れられないときのほうが多いです。落下は今でもいつも怖いですよ! 空中に落ちることは、誰もが本能的に避けようとする状況です。それが遊びの一部になると受け入れられ、スカイダイビングのように楽しいものにもなり得ます。でも、受け入れて落ち着いて体験できるようになるには、その状況に慣れる練習が必要です。また、特に仕事では、落ちてはいけないとわかっている場面もあるので、それに応じて行動しなければなりません。一定のリスクを引き受けることも私の職業の一部です。

手を離す前にいつまでもためらわず、落ち着いて落ちるためのトレーニングはあるのでしょうか?

落ちる練習をして落下への恐怖を減らすには、まずその恐怖を認め、受け入れ、適切な動機を持って自分自身に挑む必要があります。そうして初めて、落ちるためのトレーニングができます。

メンタル面に取り組むことで、クライミングはどれほど向上すると思いますか?

私にとってクライミングは、3分の1が技術、3分の1が筋力と柔軟性、3分の1がメンタルです。メンタルの部分はとても重要で、そこが欠けていると、自分の可能性を最大限に発揮して登ることはできないと思います。

赤い服を着て、バックパックとロープを携えて岩壁を登る人

落下への恐怖をうまく扱ううえで、クライミングで使用する道具をより深く信頼することには、どんな役割があると考えますか。ここでいう信頼は、道具の技術的な特徴について詳しく学ぶことで得られるものです。

道具への信頼は基本です。正しく使用し、適切に手入れされているなら、その安全性をまったく疑わず、十分に信頼する必要があります。クライミングそのものがすでに多くの負担をもたらすのに、さらに心理的な重荷を増やすのは逆効果です。

結び目や技術については、私たちの誰もが8の字結びを確認し、さらに確認し直したにもかかわらず、難しい状況に陥ると「ちゃんと持ってくれますように」と考えてしまったことがあります。あなたは、最も困るタイミングで「すべての準備を正しくできていたのだろうか」と疑わずに済むような、決まった確認のルーティンを行っていますか?

道具については、その都度必ず状態を確認し、使い込みすぎていないロープ、あるいはきちんと手入れされたロープで登るようにしています。ハーネスも同じように良い状態に保つ必要があります。ロープを体に結ぶためにどの結び方を選んだとしても、登り始める前に確認しなければなりません。その後は、私自身は難しい場面にいるかどうかに関係なく、もう考えません。クライマーとビレイヤーが行う「ダブルチェック」、つまり一方では結び目と、岩場ならクイックドローを確認し、もう一方ではビレイヤーとロープを確認するのは、すべてのピッチの取り付きで互いに行う良い安全習慣です。少し繰り返しすぎるように感じることもありますが、最悪の事故は、最も慣れていて普段どおりだと思う状況で起きることが多いのです。

落下への恐怖は、ルートの特定のムーブよりも、周囲の状況と結びついていることがあります。高度感の強い岩場や、いつもの岩場ではない場所などです。そのような恐怖は、どうすれば克服できますか?

私にとって、落下への恐怖は、簡単に説明できるいくつかの要素と強く結びついています。

最も大きな影響を与える感覚は視覚です。小さなレッジの上、または最後のプロテクションから2メートル上でグレード5のムーブをするときのほうが、前傾壁でプロテクションが近くにある7cの一手よりも、確かに怖く感じます。高度感のある登山道を歩くだけでも恐怖が生まれます。目がくらむようなレッジでも、雲で下が見えないのか、1キロメートル下まで見渡せるのかによって、感じ方は変わります。つまり、恐怖は技術的な動きや客観的な難易度だけに結びついているわけではありません。空中の感覚に慣れるには、少しずつ、その状況を一つずつ経験する必要があります。空中にぶら下がること、高度感の強い場所で懸垂下降すること、崖の縁や橋、高い場所で安全を確保してから下の空間を見ることは、良い練習になります。

ヘルメットと青い服を着て、ロープを使って岩を登る人

ワークショップでは、落下への恐怖についてどのような話を聞くことが多いですか?

恐怖や、それを克服したいという気持ちは、特定の出来事と結びついていることがよくあります。止めるのが難しかった落下。足首をぶつけた落下や、腕がパンパンになって頭がぼんやりする感覚。これらは、どう対処したらよいかわからないまま多くの人が経験する典型的な状況です。それでも、皆さんは問題をもっと深く見つめ、向き合おうとする意欲を持っているように感じました。

編集部からの注記:このインタビューで挙げられた落下や高度感に慣れるための練習は、山岳ガイドまたは資格を持つ指導者とともに、適切な環境と安全手順のもとで行う必要があります。

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