カラビナの摩耗を点検する方法

2023年5月に公開した記事を、安全上の点を明確にするため更新しました。注意すべき兆候を知る助けにはなりますが、個別モデルの説明書、使用履歴、適格者による評価の代わりにはなりません。カラビナが使用に適していると判断できなければ、使わないでください。

登る前、特に長期間使っていなかった後や異常な出来事の後は、カラビナを確認してください。EDELRIDの点検ガイドは、目視点検、動作確認、認められる手入れ、使用中止の条件を分けています。過去の衝撃、荷重、環境、処置を知ることも評価の一部です。損傷がすぐ見えるとは限りません。

本体、表示、閉鎖機構

本体、内側、ロープや金属が接する部分に変形、亀裂、腐食、溝、著しい摩耗、繊維を傷める鋭い縁がないか調べます。必要な表示と強度値が製造者の説明に従って読めることも確認してください。DMMも同様の点検に加え、リベットとゲートの位置合わせを説明しています。

ゲートを開閉し、完全に元へ戻るか確認します。ロック機構がある場合は、説明書どおりに試してください。動きが硬い、異音がする、不規則である、横方向の遊びが大きい場合は、原因が明らかになるまで使用を止めてください。清掃すれば自動的に安全になるとは考えないでください。

カラビナとクイックドローを下げたクライミングハーネス

使用を中止すべき場合

EDELRIDの指示では、ゲートのばねの破損、閉鎖不良、変形、亀裂、著しい腐食、鋭い縁などが使用中止の理由です。異常な衝撃や荷重を受けた場合、または使用履歴が不明な場合は、製造者の指示に従い、適格者の評価を受けてください。記事にある摩耗率だけで、まだ安全だと自分で判断しないでください。

清掃と手入れ

汚れやほこりはゲートやロック部分の動きを妨げます。DMMは自社のカラビナについて、水、中性洗剤、柔らかいブラシ、すすぎ、十分な乾燥を示しています。EDELRIDが説明するその他の処置にも条件があります。対象モデルの説明書だけに従い、繊維部品を薬品から守り、自分で分解や改造をしないでください。不具合が続く、または原因が不明なら使用を止めます。

寿命と規格はモデルごとに異なる

旧版は全てのカラビナに固定の使用期限があると述べていましたが、これは誤った一般化です。Petzlによると、同社の金属製品には一律の年数上限はありません。ただし異常な出来事により、一回の使用後でも廃棄が必要になり得ます。決め手は製造者の説明書と実際の状態です。年数上限がないことは安全保証ではありません。

EDELRIDの点検資料は、登山用カラビナのEN 12275と労働安全用コネクターのEN 362を区別します。該当する表示と点検基準を製品と説明書で確認してください。二つの規格は同じものとして扱えません。

疑問があればカラビナの使用を止め、製造者または適格者に相談してください。使用前の確認は、製造者や活動に適用される規則が求める詳細な点検の代わりにはなりません。

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