Angelika Rainerが初の9aを完登:2023年3月のクライミングニュース

アーカイブ:2023年3月のニュースです。登攀の経緯を明確にするため、2026年に更新しました。

2023年3月は、冬の課題から夏の計画へ移る時期で、天候にも左右される月でした。

 

岩場でのクライミング

 

 

Angelika Rainer - Esclatamasters

 

2023年3月のニュースの一つは、イタリアのクライマーAngelika RainerがPerlesのEsclatamastersを登ったことです。彼女にとってスポーツクライミングで初の9aでした。

 

 

Rainerによると、2022年にEsclatamastersを目標に定め、その秋に試し、2023年2月中旬にPerlesへ戻りました。Patxi Usobiagaからも助言を受けています。この登攀で、彼女は同ルートを完登した6人目の女性となり、アイスクライミングやドライツーリングでの実績に新たな成果を加えました。

 
 
 
Jorge Díaz-Rullo - The Full Journey

 

スペインの話題はPerlesからMargalefのRacó de la Finestraエリアへ移ります。そこでJorge Díaz-RulloはThe Full Journeyの初再登を果たしました。Alex Megosは2022年10月の初登後、このルートに9bを提案していました。

 

 

このエリアには9台のルートやプロジェクトが数多くあります。Díaz-RulloはThe JourneyとCarlota’s Journeyというラインの二つのパートを既に登っており、3月にそれらをつなげました。彼の登攀歴に加わる大きな成果です。

 

 

Chris Sharma - Sleeping Lion

 

2023年3月28日、Chris SharmaはSiuranaのEl Patiエリアにある約40メートルのSleeping Lionを初登しました。長く取り組んできたラインです。Sharmaは当初9b+を提案し、自身の最も厳しい登攀の一つと説明しました。2024年1月の初再登後、Alex Megosは9bを提案しています。したがってグレードは再登者の評価を反映するもので、確定した数値ではありません。

 

 

ボルダリング
 
 
 

Matt Fultz – Vecchio Leone Sit

           

2023年2月、Niccolò CeriaはスイスのTicino州Val Bavonaにある8C+の課題Off The Wagon Lowを再登していました。同じTicino州のBrioneでは、アメリカのMatt FultzがVecchio Leone Sitに挑戦しました。8回のセッションを経て2023年3月にシットスタートからの初再登を達成。Aidan Robertsが2022年11月に初登した際、この課題に8C+を提案していました。

 

 

トラッドクライミング

 

 

Steve McClure - Le Voyage

 

Steve McClureについては、当ブログにイタリア語の記事が二つあります。こちらのイタリア語記事ではトラッドクライミングに対する彼の考えを、もう一つのイタリア語記事では50歳を過ぎてからのクライミングについての対談を紹介しています。2023年3月23日、彼はフランスのAnnotでLe Voyageを再登しました。このトラッドルートはJames Pearsonが2017年に初登し、Barbara Zangerl、Jacopo Larcher、Siebe Vanheeが2021年に再登していました。

 

 

ルートを紹介する動画では、プロテクションの設置を含む動きと難しさが分かります。そうした要素により、Le Voyageはフランスでも特に難しいトラッドルートの一つです。2021年の再登に続き、Jonas Schildが2023年1月に登り、その2か月後には当時52歳のSteve McClureも再登しました。
 
 
 
カバー写真:Angelika Rainer、撮影 Grivel / Genis Zapater
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