Idea Montagnaのドロミーティ登山ルートガイド著者、Alberto Bernardiに聞く

イタリア語版の公開日が2020年6月1日のインタビューです。

Alberto Bernardiはヴェネト出身のクライマーです。「3000 delle Dolomiti」や「Vie normali nelle Dolomiti del Brenta」といった登山・クライミングガイドをIdea Montagnaから出版する一方、ウェブサイトlamontagna.orgの更新にも非常に精力的です。Idea Montagnaから出版された本をもっと知り、その活動について興味深い話や今後の予定を聞こうと、お話をうかがいました。



O:こんにちは、Alberto。時間を割いてくれてありがとう!まずは、ご自身について少し教えてください。山への情熱はどのように生まれたのでしょうか?


A:Mirano (Ve)で生まれ、Chirignago (Ve)に住んでいます。Veneziaの国立美術学校でMaestro d’Arteの資格を取得した後、父の後を継ぎ、プラスチック包装材を製造する家業で働いています。スカウト活動の影響もあり、幼い頃からハイキングやビアフェラータで山に親しんでいました。その情熱から、Mirano (Ve)とMestre (Ve)のC.A.I.支部で、登山、スキーツーリング、岩登りの講習を受けました。長年積み重ねてきた経験を生かし、Dolomiti Orientali、Dolomiti Centrali、Monte Bianco山塊で、ビアフェラータ、ノーマルルート、岩登りのルートを数多く登ってきました。関心は山だけにとどまりません。Dolo (Ve)のCAIに所属するSandro Sedranのチームのおかげで、ダイビングや洞窟探検もしています。



O:「3000 delle Dolomiti」と「Vie normali nelle Dolomiti del Brenta」の著者ですが、これらのガイドを作るアイデアはどう生まれたのですか?


A:最初のガイド「i 3000 delle Dolomiti」は、PadovaのRoby Magnaguangnoのアイデアから生まれました。彼はTorinoのClub 4000に所属しています。このクラブは、標高4000 mを超える全山頂の一覧を最初に作りました。それをヒントに、私たちもノーマルルートで登れるドロミーティの標高3000 mの全山頂を一覧にしようと考えました。時折、何日かずつこの作業に取り組み、自分たちの楽しみのために小さな本を作りました。仕事で付き合いのあるデザイン事務所にレイアウトをしてもらい、友人に贈るための本でした。その後、すでに最初のガイド「vie Normali delle Dolomiti – Marmolada」を書いていたRoberto Ciriと知り合い、それが転機となりました!最終的な一覧ができたところで、Idea Montagna Editoria AlpinismoのFrancesco Cappellariに提案すると、大いに関心を示してくれました。細部を決めると、山頂を分担し、ときには外部の協力者にも手伝ってもらいながら、ノーマルルートの登頂を始めました。登山に3シーズン、さらにレイアウトと印刷に1シーズンかかりました。初版は2012年7月に出版され、すぐに好評を得ました。第2版は2014年6月に出版されました。2018年7月の第3版では、初版に載っていなかったルートも加えるなど、以前の版を大幅に更新しています。Gruppo 3000 Dolomitiのメンバーの何人かも多くの資料を提供してくれました。その中には、標高3000 mの全山頂を最初に登った友人Beppe Ziggiottoもいます。



O:ブレンタ・ドロミーティのノーマルルートのガイドについてはどうでしょう?


A: 当初、Roberto Ciriと私は別の企画を考えており、対象はPale di San Martino、Pale di San Lucano、Agnerの山群でした。ところがある日、Francesco Cappellariから、著名な登山家Elio Orlandiとともに岩登りのガイド「Dolomiti di Brenta vol. 1 - Val d'Ambiéz」の制作を始めたと聞きました。そして、私たちにはGruppo del Brentaのノーマルルートのガイドを始めてはどうかと提案したのです。すでにPale di San Martinoで登山を始めていたので、最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、ほどなく説得され、この新しい冒険に飛び込みました。その間に、Mirano (VE)のMuffato Miloも著者として加わりました。彼とは2008年、Mirano VeneziaのCAI支部の岩登り講習AR1で一緒に学んでいます。この本の制作も簡単ではありませんでした。ガイドには170の山頂が記載されており、その多くはあまり知られておらず、訪れる人も少ない山です。アプローチ、ノーマルルートでの登頂、所要時間、標高差を詳しい項目として記すよう努めました。大量の写真を撮り、登山ルートの線を描き入れて、すべてをより分かりやすくしました。



O. 本にある素晴らしいパノラマ写真や、描き入れられた登山ルートも、ご自身で作ったものですか?


A:はい、一部は私のもので、一部はRobertoとMiloによるものですが、友人たちも何人か協力してくれました。ガイド1冊につき、少なくとも1000/1500枚の写真を撮ったと思います。自宅でルートの説明を書くときに役立ちました。細部を改めて発見できるのです。ウェブサイトに思い出のページを作ろうとも考えていました。



O:書籍にもウェブサイトにも、地元の登山史や初登頂者についての記述があります。この「調査」の段階はどのように進めたのでしょうか?


A:歴史については、ドロミーティのそれぞれの地域の登山史の本を調べてくれたFrancesco CappellariとRoberto Ciriに感謝しています。山小屋の管理人、山岳ガイド、著名な登山家の方々の話も役立ちました。



O:今後、ほかにも出版したい本はありますか?


A:はい、2017年に、Pale di San Martino、Pale di San Lucano、Agnerの山群での登山を再開しました。あくまでもノーマルルートでの登山です。以前のガイドと同様、作業は多いのですが、それだけの価値があります。有名で評価の高い山頂がある一方、素晴らしく静かな景色の中に、興味深くても訪れる人の少ない山頂がたくさんあることを発見しました。難易度はI°からIVまでで、登りによってはV°に近づくものもあるかもしれません。しかし、身体的な苦労も、その後の執筆の苦労も、出来上がったガイドを手にすると報われます。信じられないような気持ちです。



O:lamontagna.orgの開設と継続的な更新も、ご自身の取り組みですね。そこにはマルチピッチのルートの記録だけでなく、クライミング技術や必要な装備の情報もあります。この企画を始めたきっかけは何だったのでしょう?


A:これについては義母に感謝しなければなりません。ウェブやサイト制作が好きだった彼女が、今からずっと前の2006年に、サイトを作ろうと私を説得したのです。その後、少しずつ運営のすべてを私に引き継いでくれました。ここでは、会社の仕事でもお世話になっているMira (VE)の制作会社medialinegruop.netにも感謝しています。少し助けてもらったことで、より専門的な見た目でスタートできました。内容やニュースに変化を持たせ、できるだけ最新に保つようにしています。最初は、自分が登った山の記録を、登山の活動別に分けて紹介することに力を入れていました。しかし、それを書く時間があまりないことに気づき、訪問者に役立つ内容を提供しようと考えました。私のサイトには、ハイキング、ビアフェラータ、ノーマルルート、アルパインクライミングのルートや冬季登山についてのさまざまな情報、登山史を紹介するコーナー、天気のコーナー、ガイドに載る用語と記号の解説、名言、山小屋とビバーク小屋のポータルへのリンクコーナー、出版社・店舗・メーカー・観光団体へのリンクページ、山岳ガイドの事務所の住所やウェブサイト、すでに開催した講演会や今後の予定を紹介するページがあります。



O:ありがとう、Alberto!さらに知りたい方のために、Idea Montagnaの書籍へのリンクと、もちろんAlberto Bernardiの書籍へのリンクを載せておきます!



岩塔と曇り空の写真が載った書籍「Vie Normali nelle Dolomiti di Brenta」の緑色の表紙



2020年6月1日

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