冬のOlianaでクライミング

アーカイブ — 初公開:2018年11月30日。

イタリアの多くの地域では、冬に岩場へ行くには寒さに耐える相応の粘り強さが必要だ。十二月になる頃には、凍える手や慢性的な副鼻腔炎にうんざりする様子が早くも見え始める。だからクリスマス休暇になると、休みを取れる人たちが、ヨーロッパのより暖かく、乾燥していて、できれば費用も安いクライミングスポットへ大移動する。つまり、ギリシャとスペインだ。



スペインにはボカディージョ以上に岩があり、選択肢も豊富なので、毎冬違う岩場を訪れることもできそうだ。整備された岩場が特に集中するLerida周辺で際立つのがOliana。スペインでも屈指の難しさを持ち、手が出ないほど厳しいとも言える岩場だ。



岩場は一続きの岩壁からなり、傾斜は次第に強くなる。灰色の石灰岩にはポケットやトゥファ、いくつかのエッジがあり、全体的には良いホールドが多い。そのため登りは非常にパンプしやすく、最長四十メートルというルートの長さも相まって、前腕を使い果たす。



Olianaは、世界で最も高難度ルートが集中する岩場かもしれない。その発展に大きく貢献したのがChris Sharmaだ。今では有名なPachamama、Papichulo、Fish Eye、Mind Controlなど数多くのルートにボルトを設置し、掃除をし、その大半をフリーで完登した。そして最後に挙げたいのが、Adam Ondraが初めてフリーで完登した有名な9b+、La Dura Duraだ。



岩壁は完全に南向きだが、休暇を台無しにしかねない点がある。霧だ。どんな不思議な地形のせいなのかは分からないが、村では日差しを浴びながら朝食を取っていたのに、岩場に着くとトランシルヴァニアを思わせる霧に包まれることがよくある。寒さと湿気、そしてわずか三メートル下にあるように思える陽光の幻が、一日中つきまとうかもしれない。代わりに行ける岩場をいくつか、いつでも候補に入れておく方がよい。



岩場までは徒歩でおよそ十五分。「アクセスは楽だが、車のすぐ横ではない岩場」の部類に入る。泊まる場所も、驚くほど手頃な値段でおいしい食事を楽しめる場所も数多くあり、この辺りでの休暇を本当に心地よいものにしてくれる。



 






2018年11月29日

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