Unparallelのクライミングシューズ:Flagship、Sirius Lace、Engage VCS

この記事は、2023年1月に紹介したUnparallelのラインアップを振り返るものです。モデル、カラー、在庫に関する記述は当時の情報です。ブランドにゆかりのある選手には、シグネチャーモデルTN Proを手がけたTomoa Narasakiがいます。2022年秋にはMarco ZanoneがFrankenjuraのAction Directeを登り、兄弟のAndreaがその登攀を記録しました。Staša Gejoの名は高度なボルダリングを思い起こさせます。こうした例からも、クライミングシューズが使われる場面の幅広さが分かります。

屋内大会、岩場のスポートルート、自然の岩でのボルダリングでは、求められる性能が大きく異なります。2023年のUnparallelのラインアップには、定番モデルに加えて形状やボリュームの異なるバリエーションがありました。シューズ選びでは足の形、用途、自分に合うフィットが大切です。あらゆる地形に一様に合うモデルはありません。

当時のセレクションで取り上げたFlagship、Sirius Lace、Engage VCSの3つのシリーズを見ていきましょう。各モデルの仕様は比較に役立ちますが、カラーや取扱状況は記事公開時から変わっている可能性があります。

Flagship

Flagshipは、精度と性能を重視したクライミングシューズです。2023年のセレクションではオリジナルモデルに加え、足のボリュームが小さい人向けにUnparallelが設計したFlagship Women LVも紹介しました。Women LVはVC Proラバーの3D成形トウパッチを備え、オリジナルモデルとはつま先の構造が異なります。ボルダリングやスポートクライミングに適した形状ですが、足にしっかりフィットするかは実際に試して確認してください。

オリジナルモデルとローボリュームモデルは、足のほかの部分の感覚を保ちながら、つま先の精度を高めることを目指しています。LVは内部の空間が小さく、性別に関係なく細めの足に合う可能性があります。快適さ、サポート感、精度の感じ方は、足の形や選んだサイズによって変わります。

硬めのミッドソールは小さなホールドで足を支え、二つに分かれたアウトソールは足の中央部にある程度の自由度を与えます。これは丸みのあるボリュームに荷重する際にも役立ちます。FlagshipとFlagship Women LVを比べて、自分の足に合うボリュームと形状を見極めてください。

Sirius Lace

2023年に紹介したSirius Laceシリーズには、Sirius Lace Deep BlueとSirius Lace LVも含まれていました。Sirius Laceは強く反った形状を持ち、メーカーは屋外とジムの両方で、垂直壁から強傾斜までの難しい課題に向けたモデルとして紹介しています。非対称に配置されたシューレースで、足に沿ったフィットを調整できます。

全面のRSラバーソールと中程度の硬さのミッドソールが、サポート、フリクション、感度を組み合わせています。この構造は小さな足場や精密な足運びに役立つ場合がありますが、足裏の感覚は使う人や壁の傾斜によって異なります。オフセットしたシューレースにより、トウフック用のラバーをつま先に広く配置できます。

Sirius Lace Deep Blueは、当時のセレクションで紹介したバリエーションの一つです。2023年の記事では、青いカラー、非対称のシューレース、技術的なクライミングへの適性を取り上げていました。ただし、通常のSirius Laceより強いダウントウや高い感度があるとは断定しません。そのような技術的な差は、確認できるメーカーの公式仕様では裏付けられていません。

Sirius Lace LVはボリュームを抑えたモデルで、当時は赤いカラーでも紹介されていました。細めのフィットは足の形の違いに対応します。LVはボリュームを示す名称で、女性だけの使用を意味しません。通常のSirius Laceと同じく、裏地付きの合成素材アッパーを使用しています。かかとと前足部がしっかり収まり、過度な圧迫がないか、実際に履いて確かめることが大切です。

Sirius Lace LVは全面のRSラバーソールと中程度の硬さのミッドソールを備えています。メーカーは、フリクション、感度、サポートのバランスを特徴とし、かかとのテンションもフィットに関わると説明しています。ただし、ヒールフックの精度は、シューズと足の相性や動き方によって変わります。

Engage VCS

最後はEngage VCSです。トレーニングや気軽なクライミングで、より快適なフィットを求める人に向いています。適度に非対称な形状、裏地のないレザーアッパー、全面のRHラバーソールを備え、これからクライミングを始める人にも選択肢となります。ただし、メーカーは経験豊富なクライマーにも使えるモデルとしています。「初心者向け」は用途の一つを表すにすぎません。

ダブルの面ファスナーストラップで、たとえばジムでのトライの合間に着脱しやすくなっています。レザーアッパーは使ううちに足になじむ場合がありますが、サイズ選びでは実際のフィット、登る時間、必要なサポートを考えてください。快適さの感じ方は人によって異なります。

Engage VCSに加え、2023年のセレクションにはローボリューム版のEngage VCS LVも登場しました。現在の商品ページは有効ではないため、ここでは購入リンクを付けず、当時の参考モデルとして紹介しています。Unparallelのモデルやバリエーションを選ぶ際は、最新の商品情報を確認し、可能であれば実際に履いてみてください。

Unparallelのラインアップには、さまざまな形状、ボリューム、構造があります。2023年のこの紹介記事は、Flagship、Sirius Lace、Engage VCSの各シリーズを知る手がかりです。現在の取扱商品については、各モデルの最新ページで在庫を確認してください。

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