ジムでのトレーニングを締めくくる3つのヒント

2021年9月のアーカイブ記事です。

しばらくインドアクライミングを休んでいたあなたが、ジムでのトレーニングに戻ってきました。やる気はこれまで以上です。夏の暑さや仕事帰りの短い外岩クライミングなど、壁から足が遠のいていたさまざまな事情も、少しずつ遠い思い出になりつつあります。今はもう「夜はホールドを引き続けるぞ」という気分です。

ところが、手の皮膚は「ざらざらしたホールド」がどんなものだったか忘れていたようです。強い意欲とは裏腹に、やがて勘弁してくれと訴え始めます。カチを握るのはもう無理。でも帰宅するのも嫌。そこで、まだ余力があり、痛みを起こさず傷ついた皮膚にも負担をかけずにできるなら、別の活動に切り替えるためのアイデアを紹介します。一方、登ることがほとんど苦痛ばかりになったなら、そこでやめる時です。

スローパーの課題、あるいはトリプル・パイク・ダイノ

いつものジムに来るのは数か月ぶりで、目の前には驚くほどたくさんの新しい課題。こうなれば、全部試したいに決まっています。指先の負担を軽くしたくなった時のために、スローパーの課題やボリュームを使うコンプレッションの動きを残しておくのも一案です。ただし、皮膚を刺激しないホールドを選びましょう。スローパーやボリュームもざらざらしていることがあります。すでに1時間、あるいは1時間半ほど頑張っていたら、こうした動きで抜群の身軽さを発揮するのは難しいかもしれません。そこで、いつもの言い訳の出番です。「今日は動きを見ているだけ。試すのは次に来た時にしよう」。

動き全体のコーディネーションが大きな意味を持つ「パルクール」風の課題も面白いものです。ただし、疲れて動きを制御できなくなった時の代わりの課題には向きません。大きな飛びつきにも要注意。とても持ちやすく、しっかり引っかかり、摩擦もたっぷりあるホールドに光の速さで飛びつけば、最後に残った貴重な皮膚まで置いてくることになりかねません。

バランスの課題やコーナー、そして普段あまり好まないスタイル

賢人の言葉を借りれば「そろそろ自分の弱点を鍛える時」です。非常にテクニカルなバランスの課題や、手のホールドがないコーナーは、クライマーにあまり人気がないことも多いもの。特に、爆発的な力を使う動きが好きな人にはそうでしょう。

夜のセッションの終わりは、まだ必要な動作のコントロールを保てるなら、好きではない動きに取り組む良い機会になり得ます。得意ではないスタイルでも楽しむ方法を探してみましょう。もっとも、私たちの文句の多さからすると、そのスタイルから大きな喜びを得られない運命が星に書いてあるようにも思えますが。自分に合うスタイルで登る時より、難易度を少し下げても構いません。

遊び場を変えることは、最高の調子でなくても、全体的な上達につながることがあります。ただし、電池が本当に切れてしまっているなら、次の機会に回しましょう。

体幹トレーニングや自重エクササイズ

問題が皮膚だけで、まだ余力があるなら、ジムに「トレーニングルーム」があればそちらへ移り、床やバーを使って体幹を鍛えることもできます。むしろ、クライミングシューズを脱いで何かしたい気分かもしれません。ただし、バーを使うと手には引き続き負荷がかかります。痛みを起こさず、傷ついた皮膚に負担をかけない運動を選びましょう。

ハングボードは候補から外しても、床での運動に使うトレーニングエリアには、その夜をうまく締めくくるヒントがあります。懸垂、腕立て伏せ、バーピーなどは、自分のトレーニング経験と残りの余力に合わせて調整する例です。どれも手を休ませられる運動というわけではありません。ジムでの長い夜をさらに延ばすために自動的に追加するのではなく、その時の自分の状態に合わせて選びましょう。

とはいえ、ハングボード+ボルダー課題+懸垂+サーキット+キャンパスボードを一晩でこなして「完全にボロボロ」になるような仮のセッションには、少し余裕を残しておきたいものです。回復とトレーニング負荷の管理は、やる気と同じくらい大切です。疲労は動きのコントロールや運動の質を損なうことがありますが、それをあらゆるケガの第一の原因と決めつけたり、正しい動作をおろそかにしたりする理由にはなりません。セッションの最後に全部を追加する必要はありません。

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