Skill Climbing Method©とは:Tito Pozzoliに聞く

アーカイブ — 2019年1月31日のインタビュー。回答は、当時のインタビュー対象者の発言を伝えています。

クライミングジムでSkill Climbing(イタリア語)©という指導法が話題になる機会が増えています。新しい取り組みに敏感な施設の一部では、クライミングに特化した身体トレーニングのエリアにDidacticWallをすでに設置しています。そこで、二十年の指導経験を持ち、この指導法を考案したTito Pozzoliに、その内容を詳しく伺いました。



O: こんにちはTito、お時間をいただきありがとうございます。Skill Climbingのサイト(イタリア語)で、考案された指導法は運動能力、協調能力、精神的な能力を360°にわたって総合的に育て、その後クライミングにより包括的かつ的確に応用したものだと拝見しました。これらの側面に取り組むことが、それほど重要だと考えたのはなぜですか。

 

T: 皆さん、こんにちは。私が考案した指導法は、トレーニングで軽視されがちなクライミングの技術的な側面を、初心者には身につけてもらい、すでに登っている人には定着させることを目指しています。ただ、それに取り組むことが重要なのは、私たちがクライマーだからという理由だけではないと考えています。どのスポーツでも、ウォームアップには技術面の準備も含まれます。十分にできるつもりだからといって、それを「後戻り」や当たり前のことと捉えるべきではありません。ストレッチや壁での練習と同じく、通常の、そして必要なトレーニングの段階なのです。



O: DidacticWallとはどのようなもので、どんな練習ができるのでしょうか。

 

T: 私が設計したDidacticWallは、左右対称のホールドとフットホールドを決められた間隔で繰り返し配置したパネルです。ホールドは色分けされているので、パネルで繰り返す動きとすぐに結びつけられます。また、さまざまな持ち方ができ、多様な練習が可能です。技術練習を通じて、取り組んでいる動作パターンをしっかり身につけます。常に技術を練習しますが、その習得と維持を分けて考えることができます。技術的な動きを繰り返し、正しく自動化できるのが、この方法の強みの一つです。さまざまな年齢の選手にこの方法を使う指導者からも、そう評価されています。



O: ある程度の経験を持つクライマーは、このパネルでどのように練習するのでしょうか。上級者向けのキットも発売されたそうですね。


T: はい。より上級の選手には、そのレベルに応じて刺激となる持ち方を提供できるよう、キットを用意したいと考えました。基本のホールドキットは、基本技術の練習に最適です。非常に持ちやすいホールドなので、主にバランスや足、骨盤の動かし方に集中できます。上級者には、より難しいホールドも加え、行う動作をさらに興味深く、複雑にしようと考えました。



O: 指導している選手のトレーニングに、DidacticWallでの練習をどう取り入れていますか。


T: 通常はウォームアップで、パネルに充てる時間を長くても十五分か二十分としています。ただし、選手の協調能力や技術に特定の不足がある場合は別です。このようなウォームアップは、専用パネルがなくても、例えばボルダリング壁で短く練習するなどして行うべきだと考えています。中枢神経系を活性化することで、トレーニング全体の質に良い影響を与えます。



O: ご自身が直接行けないジムでは、どうしているのでしょうか。


T: 自分のジムでこうした練習を実践し、教えたい人を対象に、講習や技術の更新を目的とした研修をよく開いています。Skill Climbingのサイト(イタリア語)© には、順次開催している指導者向けの研修情報をよく掲載しています。



O: DidacticWallが設置されている施設を調べることはできますか。


T: もちろんです。サイトのクラブ(イタリア語)というセクションで、施設の一覧をご覧いただけます。



お話をありがとうございました。またお会いしましょう。



黒い服を着た人が、色とりどりのクライミングホールドがある屋内の壁で練習している。






2019年1月31日

 

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