アクセス情報の更新:2026年7月の山火事後、山塊の一部は現在も一時的に閉鎖されています。この記事で紹介するエリアを訪れる前に、ONFの立ち入り可能区域の地図を確認し、現地の立入禁止表示と案内に従ってください。以下のエリア紹介は2023年の記事に基づいています。
地元のクライマーが「Bleau」と呼ぶFontainebleauは、砂岩のボルダリングを愛する人々にとって歴史ある場所です。ここにはスラブやスローパー、ルーフまで、難度もスタイルも異なるサーキットと単独の課題があります。自然の岩で登り始めたばかりなら、易しいサーキットでこの土地ならではの動きを少しずつ学べます。ただし易しい課題でも、登る前に岩の高さ、着地面、岩の状態を確かめてください。
自然の岩でのボルダリングを始めたばかりでも、すでに多くの課題を登っていても、広い山塊の中で行き先を選ぶには時間がかかります。Cul de Chien、Éléphant、Gorge aux Chatsといった名前からも、エリアと景観の多様さがうかがえます。パリ周辺に数日滞在する場合や、ここで初めて岩に触れる場合は、近いエリアを先にまとめて選びましょう。人気課題の一覧だけで決めず、難度、スタイル、立ち入りの可否、駐車場からの距離も考えてください。
訪れるエリアと課題を選ぶ際には、Bart van Raaijの5 + 6 Volume 1とVolume 2のガイドを参考にできます。これらのトポは、岩の位置や、各巻が扱う難度帯のサーキットと課題を探す助けになります。道を確認するための情報を持参しつつ、出発前にはガイドの記載を最新のONF地図と照らし合わせ、現地では標識を優先してください。

Neurotoxine Droite、6B、Apremont
Fontainebleauの森と周辺の山塊は何キロにも広がります。地図上では近く見える二つのエリアでも、入口が別の場所にあることがあります。近接するエリアの課題を一日にまとめれば、クラッシュパッドを何度も積み下ろして移動する時間を減らせます。指定駐車場へ車で向かえる場所は多いものの、それだけが移動手段ではありません。公共交通機関、自転車、徒歩を組み合わせられる場所もあります。特に2026年の火災後は、出発前に経路、所要時間、立ち入り可能な区域を確認してください。
この案内では、Trois Pignons、Cuvier、Apremontという山塊の三つの大きな地域から、五つのエリアを選びました。FranchardもFontainebleauの歴史あるボルダリング地域ですが、今回の五つには含まれません。Trois PignonsではLa Canche aux MerciersとRoche aux Sabots、CuvierではRempartとBas Cuvierを見て回り、五つ目はApremontです。この区分は行き先を把握するためのもので、同じエリアの課題がすべて同じ難度だという意味ではありません。各地にさまざまなレベルのサーキットと課題があるので、登るラインと着地面を一つずつ確認してください。

Big Golden、7C+、Rempart
Trois Pignonsエリア – La Canche aux Merciers
Trois PignonsのMilly-la-ForêtとArbonne-la-Forêtの間にあるLa Canche aux Merciersは、よく知られたエリアです。黄色やオレンジ色から青、赤まで、異なる色で示されたサーキットと多様な課題があります。サーキット外には、より技術的な課題を探す人にとって手強いラインもあります。岩によっては力、バランス、正確さが必要で、高さと着地面も課題ごとに異なります。表示されたグレードだけで判断しないでください。La Canche aux Merciersの指定駐車場は、開いている場合のアクセスの目印です。道をたどり、ONFの地図で立ち入り可能区域を必ず確認してください。2023年の元記事は近くのレストランLa Forêtを勧めていましたが、立ち寄るつもりなら現在の営業状況と時間を直接確認してください。

Dégaine et Gaine、6C+、La Canche aux Merciers
Trois Pignonsエリア – Roche aux Sabots
Trois Pignonsの中を、Cul de Chienの砂地に近いRoche aux Sabotsへ移動します。このエリアは身体を使う技術的な課題で知られますが、難度の異なるサーキットもあります。色が分かれていても、各課題の着地面や高さを見落とさないでください。ダイナミックな動きには協調性と体のコントロールが必要です。サーキット外の著名な課題にはBen Moonが初登したSale Gosse (assis)があり、現在はおおむね8Aとされています。過去には7C+/8Aという評価もあります。Roche aux Sabotsの駐車場は混みやすいため、指定された区画を守り、観光局が案内する別の駐車場やONFの閉鎖情報も確認してください。
ボルダリングのほかに、Trois Pignonsにはハイカーやトレイルランナーに人気の25 Bossesという周回ハイキングコースがあります。砂地の丘を何度も上り下りするため、距離と標高差の面で、慣れていない人には厳しいコースです。2026年の火災後に周回全体を歩けるとは限りません。ONFの地図で経路と迂回路を確認してください。数日滞在する場合、2023年の記事はNoisy-sur-École近くのキャンプ場La MusardièreとAuberge d’Auvers Galantを宿泊・食事の候補として挙げていました。これは当時の記録であり、現在の営業、設備、空き状況を保証するものではありません。予定を立てる前に各施設へ直接確認してください。

Zen、7A、Roche aux Sabots Sud
Cuvierエリア – Rempart
Cuvier-RempartもFontainebleauでよく知られるエリアです。Cuvierの森には大きく迫力のある岩があり、高さや露出感のある課題も少なくありません。力を要する動きが多い一方で、課題の種類とスタイルは幅広く、異なるレベルのクライマーが楽しめます。アクセスの目印には「Cuvier-Fontainebleau」の駐車場があります。
Cuvier RempartはFontainebleauのボルダリング史で重要な場所です。「bleausards」と呼ばれる地元のクライマーは何世代にもわたってこの岩を登り、技術、装備、サーキットの発展に関わってきました。ここにはPierre Allainが1930年代に開拓し、現在6AとされるL’Angle Allainがあります。当時の靴で開拓者が取り組んだ難しさを伝えるラインです。1984年にはJacky Godoffeが8AとされるC’était Demainを初登し、1993年にはFatmanを登りました。Fatmanは当初8Bと提案されましたが、現在は8A+と評価されることが多い課題です。Khéops、Super Tanker、Shiva、Le Dernier Fléauなどの名前も、このエリアに難しいラインが多いことを示しています。一方で、Cuvier Rempartには砂岩の動きを学べる、より取り組みやすい課題もあります。1947年、Fred Bernickはここに森で最初の標識付きサーキット、赤と黄色の二つを設けました。課題を選ぶ前に難度、岩の状態、着地面を確認してください。

L'Angle Allain、6A、Rempart
Cuvierエリア – Bas Cuvier
Bas CuvierはCuvier Rempartの近くにあり、ボルダリング史に残る課題が数多くあります。サーキットと課題の難度はさまざまで、経験の浅い人が挑戦しやすいラインもありますが、動きは技術的で、着地面は一つずつ確認する必要があります。古典的な課題のLa Marie-RoseはRené Ferletが1946年に初登し、現在6Aとされています。この森で難度が進んだ歴史を示すラインの一つです。Robert Paragotが1953年に登ったLa Jokerは7Aとされ、歴史のもう一つの節目になりました。Cuvierの指定駐車場を目印にできますが、出発前にONFの地図で現在のアクセスを確認してください。
Cuvierの各エリアは、Chailly-en-BièreとBarbizonの村から遠くありません。Barbizonは19世紀の風景画を描いた画家たちの流派と関わりがあり、ボルダリング後の文化的な立ち寄り先にもなります。2023年の記事ではLe Chalet du MoulinとLa Folie Barbizonを食事場所として挙げていました。これらは当時の情報です。訪問前に営業、営業時間、空き状況を各施設に直接確認してください。
La Picasso、5、Cuvier
Apremontエリア
ApremontはCuvierに近い、もう一つの古典的なボルダリング地域で、複数の小エリアに分かれます。BarbizonとAllée des Vachesの近くから入る経路もあります。駐車場所を決める前に最新の地図を確認し、現地の道と標識に従ってください。初心者や中級者にも興味深いサーキットがありますが、岩の高さと着地面はラインごとに異なります。グレードだけで自分に合うかを判断しないでください。スローパー、スラブ、小さな足場、マントリングを通してFontainebleauの砂岩らしい動きを体験できます。力だけでなく、バランスと正確さが求められることがよくあります。
Apremontでは家族や友人と屋外で過ごしながら、落ち着いたペースで登ることもできます。ほかの多くのエリアと同様に、難度を色で示した複数のサーキットがあります。ただし、普段なら問題なく登れるグレードでも、実際には難しく感じるラインがあります。Fontainebleau特有のスタイルに戸惑っても、あきらめないでください。スローパー、スラブ、クラック、マントリングでは、しなやかな動きと、丸みのある足場に正確に足を置くことが必要です。
Apremontの有名な課題にはL’Alchimisteがあります。Marc Le Menestrelが1996年に初登し、8Bを提案しました。その後いくつかのホールドが損傷しましたが、Nalle Hukkataivalが2015年に再び登り、現在は8B+とされています。この歴史は岩の繊細さを思い出させます。ホールドを加工せず、岩を大切にしてください。2023年の記事はApremont近くの休憩先としてLa Caverne des Brigandsも挙げていました。立ち寄るなら現在の営業とサービスを直接確認してください。

Ménage à Deux (assis)、6A+、Apremont
Fontainebleauについて
Fontainebleauはボルダリングを愛する人にとって、体の動きを学べる大きなフィールドです。五つのエリアだけで森のすべてを語ることはできません。Canche aux Merciers、Roche aux Sabots、Cuvier Rempart、Bas Cuvier、Apremontを選んだのは、サーキット、歴史的な課題、多彩な動き、特徴的な景観があるからです。滞在時間に合う行程をこの一覧から考え、ほかのエリアもゆっくり探してみてください。Volume 1とVolume 2を含むBart van Raaijの5 + 6ガイドは、岩の位置を探す助けになり、課題とサーキットの情報を載せています。ただし印刷された詳しいガイドでも、最新のONF地図、現地の標識、実際の地面の状態と照らし合わせてください。

À Deux Doigts Du Bonheur、7B+、Apremont
装備と安全
ほかの人と登り、落下する位置に合わせてクラッシュパッドを配置し、着地面を確認するとリスクを減らせますが、なくすことはできません。Fontainebleauでは砂岩と植物を守ることも大切です。クラッシュパッドを地面で引きずらず、濡れたりもろくなったりした岩には登らず、標識を守り、ONFの利用マナーを確認してください。
出かける際はクラッシュパッドとクライミングシューズを用意し、必要なら登り始める前に靴底をきれいにする小さな足拭きマットも持参してください。チョークは控えめに使い、適切なブラシで残った粉をやさしく落としてください。砂岩、地衣類、植物を傷つけないようにしましょう。
すべての写真はBart van Raaijによるもので、5+6 Volume 1、Volume 2、7+8ガイドから掲載されています。











