岩場で初めての6aを目指すには

Oliunìdが解説
2022/04/11

 

 

岩場で初めての6aを目指すには

 

日差しを受ける岩壁を登るクライマー日差しを受ける岩壁を登るクライマー

初めての6aは励みになる目標です。写真:Samantha Sophia

フレンチグレードの6aは難しい一歩になり得ますが、グレードだけで安全性は分からず、誰にとっても同じ壁ではありません。5台のルートも、すべての人に自動的に登れるわけではありません。岩の種類、登り方、ボルトの間隔、状態、本人の特性によって体験は大きく変わります。Lumignano、Andonno、Finale Ligure、Céüse、Buouxのような歴史ある岩場の6aでも、注意深さとルートを読む力が必要です。

 

登り始めて間もない人や、普段は5台のルートを中心に登る人にとって、6aは個人的な目標になり得ます。そこまでの道筋は人それぞれです。数字を急ぐより、段階的に進み、安全に関する技術を確実に身につけることが大切です。

 

技術と安全を忘れずに、初めての6aへ向けて取り組むためのヒントを紹介します。

森の上にある岩壁を登るクライマー森の上にある岩壁を登るクライマー
下から見た垂直の岩壁を登るクライマー下から見た垂直の岩壁を登るクライマー
急な岩のオーバーハングを登るクライマー急な岩のオーバーハングを登るクライマー

岩場でのクライミングは学ぶ機会になります。写真:Martin Poetter、Edelrid、K. Curdin

自分の技術に合うさまざまな6aを試す

 

すでに岩場で登るための技術があるなら、スタイルの違う6aを試し、自分に合う動きを探しましょう。落下への不安やルートの読み取りが妨げになる場合は、トップロープで試す方法もあります。ただし、ロープと終了点は十分な知識を持つ人が設置し、経験あるビレイヤーが注意深く確保する必要があります。登る前には二人で結び目、ハーネス、ビレイ器具、ロープの長さを確認し、ロープの自由端には末端の結び目を作りましょう。ヘルメット、岩の状態、支点の状態も確認してください。こうした確認や岩場でのロープ操作に自信がなければ、有資格の指導者に学んでください。 

 

石灰岩、礫岩、花崗岩では必要な技術が異なり、一つの岩場にもスラブ、垂壁、オーバーハングがあります。自分の能力と条件に合ったルートを選ぶと技術を磨きやすくなります。グレードは目安であり、そのルートが自分にとって易しい、または安全である保証にはなりません。 

 

十分な経験を持ってリードするなら、地元のクライマーに話を聞き、最新のトポを参考にルートを選びましょう。ボルトの状態、ルートの長さ、当日の条件はパートナーと自分たちでも確認してください。 

 

誰かと課題を共有する

 

友人やロープパートナーと目標を共有すると、学びが深まる場合があります。他の人のムーブを観察し、解決策を比べることは役立ちますが、それぞれの能力を尊重し、互いのビレイへの注意を欠かさないでください。

 

急な岩のオーバーハングを登るクライマー急な岩のオーバーハングを登るクライマー

自分のレベルに合った作戦は6aへの取り組みに役立ちます。写真:K. Curdin

ルートを区切って研究する

 

限界に近いルートを最初から最後まで疲れ切るまで試すと、動きや判断の質が下がることがあります。6aが初めてなら、一回目で登れると思い込まず、制御したトライでムーブを確かめてみましょう。

 

経験豊かなクライマーがルートを区切って研究する様子は、方法を考えるヒントになります。ただし、その経験を見ただけではロープ操作や落下への対処は学べません。ルート、ボルト配置、自分の技術に合わせて判断してください。

 

適切に設置されたトップロープなら個々のムーブを練習できます。リードで行うのは、自分と経験あるパートナーが確保や起こり得る落下を管理できる場合だけにしてください。安全な場所で休み、次の動きを観察しましょう。登り始めの数メートル、地面や障害物の近くでは、意図的な落下や休憩を計画しないでください。ムーブに慣れたら、回復の時間を取りながら少しずつ長い区間をつなげます。個々のムーブができても、完登できる保証はありません。

森の上にある岩壁を登るクライマー森の上にある岩壁を登るクライマー

状況が許せば、ホールドを観察してムーブを考えましょう。写真:Martin Poetter、Edelrid

 心理面にも目を向ける

 

6aを何本か試しても途中で休まず登れなかったとき、すぐに心理的な問題だと決めつけないでください。ジムと岩場では異なる技術も必要です。岩を読むこと、ロープの扱い、ルートの評価、環境への慣れは、筋力と同じくらい影響する場合があります。

 

有資格の指導者は、技術、気持ち、安全のどの面に取り組むべきか見極める手助けをしてくれます。岩場では、難しいムーブに進む前にルートを評価し、器具を正しく使い、ビレイヤーと連携する方法を教えてもらえます。

 

資格のある団体が行う屋外講習は、個人レッスンの代わりにもなります。料金、内容、人数はそれぞれ異なります。自分の経験に合う講習を選び、トライ中も注意力と回復の余裕を保ちましょう。

ロープを使い岩壁で笑顔を見せるクライマーロープを使い岩壁で笑顔を見せるクライマー

目標を誰かと共有すると充実した経験になります。写真:Simon Gietl、Edelrid

 技術と滑らかな動きを大切に

 

6aを目指すために必要な力は人によって異なります。難しいムーブでは、筋力だけでなく足の置き方、バランス、体の位置、岩の読み方に取り組むことが役立ちます。技術的な助言が改善点の発見につながります。

 

岩場で登る楽しさから、技術や安全なロープ操作が固まる前に難しいルートを選びたくなることがあります。段階的な進歩は、自分の限界、条件、リスクをよりよく見極める助けになります。

 

制御して登れるルートに時間をかけ、難しさと本数を経験や回復状態に合わせて選びましょう。滑らかな動き、足の使い方、岩の読み方を練習すると、6台のルートにも役立つ動きの引き出しが増えます。特定のグレードを誰もが達成すべき条件と考えず、負荷を徐々に高めてください。

 

さらに学ぶ

 

これらのテーマを自分でも調べたいなら、ぜひ  一度当店の書籍コーナーでクライミングやトレーニングの参考書を探してみてください。

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