2021年6月のアーカイブ:DP ClimbingのDanieleと、クライミングにおける同側動作とバランスの役割を掘り下げます。
特に近年のボルダー競技では、最新の課題の中に、一見すると「バランスを失っている」と表現したくなる動きがますます多く見られます。専門的には「アンビオ」、つまり同側のクライミング動作と呼びます。体の同じ側にある手と足の両方を支点にしている状態で、左手と左足の組み合わせ、または右手と右足の組み合わせで体を支えて登ることを指します。
まずは順を追って考えましょう。疑問や専門用語を整理してくれるのは、いつものDP ClimbingのDanieleです。分かりやすく的確な説明で、この動画(イタリア語)では、特に高いレベルのクライマーにとって、この技術を学ぶことがなぜ重要かを紹介しています。ここでは動作パターンを、相同動作、交差動作、同側動作の三つに分けて考えます。
相同動作
クライミングを始めたばかりの頃は、私たちはみな、相同パターンに沿って動くことが多くあります。まず両足をしっかりと適切な位置に置き、バランスが取れた状態を作ってから、手を次の位置へ動かします。三つまたは四つの接点を持つ姿勢から始めることが多く、これがバランスを取るためのよい土台になります。スラブや垂直の壁を登るときによく経験する動きであり、そのことも、初心者が最初に出会う登り方の一つである理由です。この動きの代表的な姿勢が、いわゆるカエルの姿勢です。非常に安定した姿勢なので、ルートの途中でひと息つくための、よいレストの姿勢として使うこともできます。
交差動作
経験が増え、壁の傾斜が強くなると、二つまたは三つの支点を使う交差動作の世界に入ります。この動きを「横方向の動作」と呼ぶこともあります。左手のホールドに対して右足のフットホールドを使い、その逆の組み合わせもあります。強い傾斜では、次第にこうした動きが自然に出るようになります。ある程度のバランスを求めるパターンですが、相同動作ほど安定しているわけではありません。
同側動作
ところが、右手と右足だけが体を支える接点になっているとき、体の位置や自由な脚の位置を使って補わないと、壁に対して体が開く方向へ動き、バランスを失いやすくなることがあります。まさにそのため、このような支持の条件は、国際大会で課題を作るルートセッターがよく取り入れるものです。その一手を越えられるかどうかが選手の差を生む、いわば「フィルター」となる核心の動きとして使われることも少なくありません。
ここで紹介した三つのパターンのうち、同側動作は、特にまだ習得していない段階ではバランスの難度が高く、エネルギーも使うことがあります。協調性が必要ですが、もちろん心身のさまざまな要素も関わります。うれしいことに、この動きも他のクライミング技術と同じように練習できます。その方法を見ていきましょう。
同側動作を上達させるには
動作の協調性は、経験と練習を通じても育ちます。若いうちから練習することは役立ちますが、13歳を超えたら上達できなくなるという区切りがあるわけではありません。大人になってからも、意欲と継続的な練習でさまざまなクライミング技術に取り組めます。
同側動作では、カウンターバランスを使いこなすことが大切です。オーバーハングでは、自由な脚を支持している脚の後ろに通してバランスを取る形を選ぶことが多いでしょう。スラブでは、前方へのバランス動作をきれいに使えます。このテーマは、以前の記事でも取り上げました。
バランス動作に慣れるには、自分にとって非常に易しい壁で練習する必要があります。強すぎない傾斜で、まずまず持ちやすいホールドから良いホールドを選びましょう。効果的で自然な動きに集中する際、ホールドを持つこと自体の難しさに意識を奪われないようにします。易しい課題で動きを身につけてから、より難しい登りにも生かしていけます。
この技術も他の技術も体に覚えさせるには、心身がフレッシュで集中できる状態で、繰り返し練習することが大切です。記事では、ボルダー壁に加え、キャンパスボードやSystem Wallでの練習にも触れています。ただし、キャンパスボードを初心者全員に一律に勧めることはできません。BMCは18歳未満に対して、動的な練習や足を使わない練習を勧めていません。大人でも経験と適切な練習内容の選択が必要です。











