Deva Wallの「Non Mollare la Presa」:クライミングとリハビリテーション

2022年11月19日公開のアーカイブ記事です。本文で紹介する2022年11月26日の交流イベントは終了しています。現在の活動や参加方法については、Deva Wallに直接お問い合わせください。

2022年10月末、フェラーラのDeva Wallで、クライミングと心身の健康への配慮を組み合わせた「Non Mollare la Presa」プロジェクトが始まりました。

最初のプログラムは、乳がんの手術を受けた女性を対象としていました。Deva Wallの会長であり、この取り組みの発信者でもあるEva Pancaldiが、プロジェクトの誕生と目標を語ってくれました。

Non Mollare la Presaプロジェクト

2022年当時の説明によると、この取り組みにはフェラーラ大学とA-ROSE(Associazione Ricerca Oncologica Sperimentale Estense)が関わっていました。目標は、乳房の手術後の女性に、一人ひとりに合わせた身体活動と、支え合い交流できる場を提供することでした。

ジムで提案されていたプログラムは、個人でもグループでも参加できました。各回は約1時間で、個別の運動と壁でのクライミング体験から成っていました。クライミングは主に低い位置でのトラバースを中心に行われ、高さに不安のある人にも取り組みやすい方法でしたが、落下の危険がなくなるわけではありません。FASIのクライミング指導者Marco Masieriと理学療法士が活動を見守り、参加者に適した運動を評価していました。

クライミング経験は必要ありませんでした。ただし、がんの手術後に行う運動の適否や強度は、個々の状態を踏まえ、治療を担当する医療チームと、必要に応じて理学療法士に相談して決める必要があります。このプロジェクトには、参加者が自分の身体への自信を取り戻し、ほかの女性と経験を分かち合うことを支える目的もありました。

山の景色を背景にNon Mollare la Presaのシャツを着た人物

スタートアップDiCiAlice

同じ頃、Camilla Mondiniが設立したスタートアップDiCiAliceも紹介されました。摂食障害のある人と、その人の治療を支えられる専門家をつなぐことを目的としていました。2022年の記事によると、当時の拠点はDeva Wall内にあり、オンラインでも支援を提供していました。

DiCiAliceは摂食障害に関わる心理面と医療面を扱っていました。運動を取り入れるかどうかは、その人を担当する専門家と個別に判断する必要があります。クライミングは診断、治療、専門的な支援の代わりにはなりません。

オンラインのプラットフォームは、距離や施設の運営上の事情によって支援を受けにくい場合にも、利用者と専門家が出会えるよう考えられていました。

明るい背景の前にいる女性のポートレート

DiCiAliceの創設者、Camilla Mondini。

2022年11月26日の女性向け交流イベント

二つの取り組みを紹介し、交流の場をつくるため、Deva Wallは2022年11月26日(土)に女性向けのボルダリングイベントを予定していました。発表されたプログラムには、DiCiAliceとNon Mollare la Presaの紹介、当日のためにセットした課題での競技、クライマー向けのヨガ、選手・指導者・医療専門家の交流が含まれていました。

指導者向けの研修

取材当時、Deva Wallの指導者は医師や看護師とともに研修を受けていました。その経験を、同様の取り組みに関心のあるほかのクライミングジムや団体にも共有したいと語っていました。

プロジェクト、現在の活動、参加方法について最新の情報を得るには、Deva Wallにお問い合わせください。乳がん後のご自身の経過に身体活動が適しているかどうかは、担当する医療従事者に相談してください。

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