クライミングシューズのダウントウと非対称形状の違いは?

2021年12月のアーカイブから。クライミングシューズには、普段イメージする「靴」とは大きく異なり、同時にこのスポーツに特化したさまざまな構造上の特徴があります。商品説明を読んだり、クライミング用品全般の専門用語に触れたりすることに慣れていないと、シューズの説明や分類に使われる特徴がよく似て見えて、混乱することも少なくありません。それぞれが何を意味し、どのような点に影響するのかを見ていきましょう。

非対称形状

シューズを上から見たとき、中心軸が親指側へどれくらい曲がっているかが、非対称性を表します。これは、横から見えるソールの下向きのカーブであるダウントウとは別の特徴です。非対称性には弱いものから強いものまであり、シューズがつま先に力を集中させる仕方に影響します。ただし、シューズ全体のテンションは、その構造やテンションシステムによっても変わります。

非対称性の弱いクライミングシューズは、より穏やかな、いわゆる「アグレッシブ」ではない履き心地を得られる場合があります。形状とサイズが足に合っていれば、快適さを求める人や、マルチピッチルートのように長時間シューズを履いていたい人にとって、検討したい選択肢です。非対称性を抑えながら全体の剛性を比較的高くしたモデルもあり、スラブの小さなエッジや穴などのフットホールドで足を支えるのに役立ちます。ただし、剛性は非対称性とは別の特性です。

経験豊富なクライマーが、非対称性の弱いシューズを「初心者向け」「性能が低い」と片づけてしまうことがあります。しかし、それは必ずしも正しくありません。モデルによっては汎用性があり、トラッドクライミングやビッグウォールにも適していて、特定の難易度だけに限られるシューズではない、と考えるほうがよいでしょう。

上から見た非対称性の違いとクライミングシューズの横向きの輪郭を比較する図。表記は英語

ダウントウ / ソールの湾曲

非対称性と並ぶ、シューズのもう一つの「ホット」な話題が、ソールの湾曲、つまりダウントウです。かかと付近からつま先までの横向きの輪郭に表れ、ダウントウしたモデルではつま先が下を向きます。強い非対称性に大きなダウントウを組み合わせることはできますが、二つは別々の特徴であり、さまざまな組み合わせがあります。この「組み合わせ」は、クライマーのレベルだけで選ぶというより、強傾斜のボルダリングや、フットホールドを引く動きが必要な室内の課題で特に役立つ場合があります。よりアグレッシブな形状は、長時間履くと快適さが低くなることもあります。それでも、足に合う履き心地を選ぶことが大切です。しっかりフィットし、痛みのないものを選びましょう。中級レベルのクライマーも、登る場所や足の形に合っていれば、よりアグレッシブなモデルからメリットを得られます。

剛性

剛性について触れたので、もう少し詳しく見てみましょう。先ほどのとおり、非対称性を抑えた形状に中程度から高めの剛性を組み合わせたシューズもありますが、必ずこの組み合わせになるわけではありません。剛性が高いと、小さなフットホールドを正確に踏み込む助けになる場合があります。硬めのシューズは、つま先に荷重をかけたときに足を支え、仕事の一部を「代わりに」担ってくれます。一方、柔らかめのシューズは、柔軟性が求められる大きく丸みのあるフットホールドに、よりよくなじむことがあります。こうしたホールドは室内のクライミングでもよく見られます。したがって、選択は室内か屋外かだけでなく、フットホールドと登り方によって変わります。踏み込む力や、トウフック・ヒールフックでの「引く力」をうまく伝えるには、モデルの形状、フィット感、ラバーで覆われた範囲も大切です。

ぜひ私たちのクライミングシューズを間近で見て、自分に合う一足を選んでください!

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