クライマーのスキンケア製品ガイド

クライミング中心の休暇に出かけるときはもちろん、いつものように家のドアを閉めて「プロジェクト」に挑戦しに行くときにも、指の皮膚がどこまで持つかは、すべてのクライマーを悩ませる問題です。予想よりずっと早く皮膚の最後の層まで使い切ってしまう原因には、岩やホールドの種類だけでなく、湿度や、ここ数日どれだけ皮膚を手入れし、消耗させてきたかも関わっています。

 

 

クライマーの皮膚のために開発された製品が、これほど豊富にそろった時代はありません。登っている最中に汗の問題を「抑える」ためのチョーク、登った後の肌をいたわるクリーム、小さな切り傷ができたときに最後の手段として使うテープなど、私たちの「秘密兵器」を詳しく見ていきましょう。 

 

 

E9 climbing

E9のスキンケア製品

 

 

チョーク

 

チョークは、手の過剰な汗と闘うための主な武器であり、手を適度に乾いた状態に保つ助けになります。粉末チョークと液体チョークには大きな違いがあります。液体チョークにはブランドによって異なる割合のアルコールが含まれており、とくに長時間使った後には皮膚がひどく乾燥することがあります。そのため、できるだけ添加物が少なく、アルコールの割合が高すぎないチョークを選ぶほうがよいでしょう。

 

 

Unsplash

粉末チョーク:すべてのクライマーの頼れる味方

 

 

クライミング用クリーム

 

チョークが、ルートの核心に取り組むときにできるだけ高い摩擦を得ようとするための手段であるのに対し、クリームは手の健康を守るために、予防的、あるいは「ケア」の目的で使うものです。 

 

 

肌をいたわる クリーム

 

肌をいたわるクリームは、たとえばスキーヤーが長時間日光を浴びた後に肌を落ち着かせるために使うクリームや、サイクリストが摩擦を受けやすい体の部位をいたわるために使うクリームと、同じ考え方に基づいています。良質なクリームは、蜜ろうなどの天然原料から作られ、水や増量剤を使っていません。岩場やジムで長い一日を過ごした後に使うことができます。一般的には、すべての栄養成分を効率よく吸収させるため、夜に塗ることが勧められています。

 

 

Climbskin

Climbskinのハンドクリーム

 

 

肌をいたわる オイル

 

クリームに似ていますが、ヘンプオイルや精油などの天然オイルから作られるこのオイルは、とくに乾燥した皮膚の保湿に役立ちます。皮膚の水分を適切な状態に保つことが難しく、液体チョークを使った後に状態が大きく悪化するような人に勧められます。夜、寝る前にも、ジムでのトレーニング前にも塗ることができます。これらのオイルの性質によって素早く吸収され、跡を残さずに皮膚を柔らかくしてくれるからです。

 

 

腱のためのオイル

 

抗炎症作用を持ち、「マッサージオイル」と呼ばれるタイプのオイルについては、別の説明が必要です。アルニカや、似た性質を持つほかの植物から作られるオイルは、クライミングを終えた後に指の腱をマッサージするために使うことができ、岩場で長い一日を過ごした後に感じる初期の炎症を和らげます。さまざまな容量で販売され、各種の精油が配合された指用マッサージオイルは、大切な腱に普段より多くの負荷をかける時期には欠かせないものです。

 

 

Crimp Oil

クライマーの皮膚のためのオイルCrimpOil

 

 

テープ

 

テープも、すべてのクライマーに欠かせないアクセサリーです。指のけがに対する使い方は別の記事に譲りますが、皮膚の最後の層まで使い切ったときには、「最後の手段」として役立つことがあります。残念ながら、指先にテープを巻くとホールドの感触がかなり鈍くなります。また、登っている最中に端がめくれないように巻くのも簡単ではありません。それでも、指先がもう限界だと訴えているときに、あと一回だけトライしたいなら、テープをひと巻きしてみるという手があります。 

 

 

小さな切り傷や傷口を覆うためにも欠かせません。ようやく幅の異なるロールが販売されるようになり、従来のロールを「分解」するように、その都度ばらばらの幅のテープを引き裂く必要がなくなりました。 

 

 

E9

E9のテープ!

 

 

たこ用のやすり

 

手のたこが完全にはがれたことがあるなら、最も「革のように硬い」皮膚の層をできるだけ削っておくことの大切さを実感しているはずです。たくさん登る人にとって、たこの形成はほぼ避けられません。しかし、汗や天候などによって皮膚がとても湿っているときや、Pan Gullichのラングに飛びつくような強い衝撃を伴う動きをするとき、とくに鋭い岩を登るときには、問題になることがあります。

 

 

たこの皮膚がめくれてしまうと、歯を食いしばってひりひりする痛みに耐えるだけでなく、傷の手当てをして数日休むしかありません。そうした状況を避けるため、クライマーはよくバッグにクライミング用の小さなたこやすりを入れています。ざらざらした表面が、丈夫な皮膚を作り、皮膚の最も荒れた部分を取り除く助けになります。

 

 

Lattice Training

Lattice Trainingのたこ用やすり

 

 

カバー写真: Sasha Digiulian、出典:Megadeluxe

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