2022年11月のアーカイブ記事です。記載したグレードは当時の提案または報告に基づき、再登によって評価が変わる場合があります。
2022年、Alex Megosは2本のルートを初登し、いずれも9bを提案しました。フランスのCéüseにあるRatstaman Vibrationsと、スペインのMargalefにあるThe Full Journeyです。2本は彼のシーズンの異なる時期を示しています。メーカーはTenaya IndaloをRatstaman Vibrationsの登攀と結び付けていますが、ほかのルートでも同じモデルを使ったと決めつけることはできません。
Céüse:BiographieからRatstaman Vibrationsへ
CéüseのBiographieとBibliographieは別のルートです。前者は著名な9a+で、後者はMegosが2020年に初登しました。Bibliographieは当初9cと提案されましたが、現在は一般に9b+と記録されています。TenayaのBibliographie紹介ページは、その登攀で使われたモデルをIndaloではなくIatiとしています。
一方、Ratstaman VibrationsはFace de RatエリアでChris Sharmaがボルトを設置したプロジェクトでした。Megosは2022年夏に初登し、9bを提案しました。登攀動画ではラインと試登の様子が紹介されています。Tenayaの公式サイトにはRatstaman VibrationsとIndaloが並んで掲載されています。この登攀とシューズを結ぶ確認可能な情報です。

岩壁を登るAlex Megos。写真:Tenayaのアーカイブ。
Margalef:The Full Journey
2022年10月、MegosはMargalefでThe Full Journeyを初登し、こちらにも9bを提案しました。オーバーハングした岩壁のポケットをたどるルートで、精度と持久力が求められます。Megos本人の投稿がこの初登を伝えています。結果だけでは使用したシューズのモデルは分かりません。選手の実績を製品の性能保証とみなさず、シューズそのものの特徴を確認しましょう。
Tenaya Indalo:特徴とフィット感
Tenaya Indaloは、強くダウントウした形状で、分割ソールと厚さ3.5 mmのVibram XS Gripラバーを備えるクライミングシューズです。詳しくはTenaya公式商品ページを参照してください。メーカーは垂壁、オーバーハング、ボルダリング向けとしています。アッパーはマイクロファイバーで、開閉にはDraxtorシステムを使います。分割ソールは岩の形に沿いやすくなりますが、感じる足裏感覚、サポート、精度は足の形、サイズ、技術によっても変わります。
ある選手に合うシューズが、誰にでも同じ結果を保証するわけではありません。可能なら複数のサイズを試し、強すぎる痛みなしに足が安定するか確認しましょう。仕様やカラーが変わることもあるため、販売中のバージョンをメーカーの情報と照らし合わせてください。
現在のサイズと在庫はOliunìdのTenaya Indalo商品ページで確認できます。カバー写真:店内に展示されたTenaya Indaloのクライミングシューズ。











