2021年3月2日に公開したアーカイブのインタビューです。回答、行動制限への言及、ガイドブックの紹介は、当時の状況を反映しています。
Versante Sudから、Valtellinaの新しいボルダリングガイドが先ごろ出版されました。Valchiavenna、Val Malenco、谷の下部と上部を詳しく紹介し、いつものように素晴らしい写真も添えられています。このガイドのエリアは、定番中の定番であるVal di Melloに代わる選択肢です。同じくらい魅力的で、美しい形の岩があるほかの場所を知る機会を与えてくれます。自宅から遠すぎない新しいボルダリングエリアを発見するのが大好きな私たちは、これを機に、著者のAlberto Milaniと一緒にガイドを紹介することにしました。彼は、書籍Yogarrampicataの著者としてもおなじみです。
こんにちはAlberto、ブログへようこそ! そちらでは今、少しは外で登れていますか?
皆さんこんにちは。招待してくれてありがとう! そうですね、制約が多く、こんなにも奇妙だったこの一年、家から文字どおり数メートルの場所に最初の岩がある所で暮らせたのは、本当に幸運でした! 僕はComo湖畔のNessoに住んでいます。この辺りの森は花崗岩の迷子石でいっぱいで、かなり大きなものもあります。何年にもわたって何十もの岩をブラッシングして登ってきました。ロックダウン中には、その機会を利用して、未完のままにしていたラインをいくつか登り切りました。それだけでなく、家からValtellinaにもTicinoにも車で一時間少々で行けますし、Triangolo Lariano自体にも岩場で登れる場所がたくさんあります。文句を言うことなんてありません!
みんな多かれ少なかれ、屋外で活動できる状況に戻るのを待っていますよね。できれば週末に家を離れ、州の外にも出かけたいところです。気楽にボルダリングをしてくつろぐ日々を楽しみに、意欲を保つうえで、あなたのガイドはまさに良いタイミングで登場しました。Valtellinaを紹介しようというアイデアは、どのように生まれたのですか?
実はこのガイドは、Andrea PavanのMello Boulderの2012年版に載っていた内容を更新し、拡充したものです。その版では、Val Masinoだけでなく、Valtellinaのほかのエリアも紹介していました。これらの多くは現代のボルダリングが新しく開拓した場所ではありません。すでに1970年代、80年代のイタリアの先駆的なボルダラーたちが象徴的なラインを残した、歴史ある場所なのです。Cimaganda、Sasso d’Arquino、Sasso del Militeがその例です。美しさに加え、歴史的な重要性自体も大きい場所ですから、記憶に残し、紹介することが欠かせません。
ところが、その後のMello Boulderの改訂版は、Val MasinoとVal di Melloに絞られるようになりました。主な理由は、Mellobloccoの時代に、新しいエリアが絶えず開拓されていたことです。膨大で、見事な仕事でした! その結果、Valtellinaのほかのボルダリングの可能性は、どうしても忘れられていきました。ただしCimagandaのように、比較的多くの人が訪れ続けていた場所は例外です。
そのため、以前から更新が必要だと感じられていました。その間に地元の人たちがVal Gerola、Zoia、Val di Tognoなど、多くのエリアを発見したり、再発見したりしていたことも理由です。当初は別の人がこの仕事を引き受けていましたが、その人がプロジェクトを続けられなくなり、僕が引き継ぎました。多くの地元の人たちから非常に貴重な助けも得ながら、僕は主に、それまで紹介されていなかった新しいエリアの掲載に取り組みました。それが、2012年版に向けてAndreaがすでに行っていた大きな仕事に加わったのです。
この地域を訪れるのに適した季節は、いつですか?
このガイドに載っているエリアを特徴づけるキーワードは、あらゆる意味で「多様性」です! 季節についても、一年中いつでも、その時期にぴったりのエリアが見つかります。真冬はSan CassianoやSelvapianaが最高ですし、夏には標高2000メートルを超えるZoia、自然豊かなVal BodengoやVal di Togno、風の通るPrestone、Val Gerolaの森、Bormioのエリアで涼めます。春や秋には、それ以外のエリアを選べます。それぞれに特徴があり、条件の変化に応じて、ぴったりのコンディションを提供してくれるのです。本当に、一年のどの時期でも、最適なValtellinaのエリアがあります!
[INRI -San Giacomo、写真:Matteo Deghi]
この辺りでは、どのような岩質が見られますか?
ここでも、非常に多様です! 主役はもちろん花崗岩由来の硬い岩ですが、その種類は実にさまざまです。例えば、San CassianoやVilla di Chiavennaの非常に細かい粒子から、Cimagandaのやや石英の多い岩、San Giacomo-Oleodottoの川に磨かれた岩まであります。一方、Val Malencoのエリアでは、手ごわく変化に富んだ片麻岩と、この谷特有の蛇紋岩が交互に現れます。Bormioはすべて石灰岩で、Val Gerolaにはとても独特なverrucano lombardoがあります。つまり、どんな好みにも応えてくれるわけです!
近くのVal di Melloは、さまざまな予算に応じたホテル、B&B、キャンプ場が整い、とても便利なことを知っています。Valtellinaにも豊富な選択肢がありますか?
Valtellina全体では、観光地としての重要性から、施設がとても充実しています。ただ、昔からクライミングや登山と結びついてきたVal Masinoの、よりクライマー向けの体制を、ほかの場所でそのまま再現するのは簡単ではありません。適切な宿泊施設がないということではなく、紹介したすべての谷の至る所に、たくさんあります。ただ、多くのボルダリングエリアが点在していることもあって、クライマーに特化した施設は見つけにくいのです。その点ではGerola Altaに大きな可能性がありますし、Val Malencoも同様です。いずれにしても、心配はいりません。ホテル、B&B、レストラン、バー、店、山小屋には事欠きません!

これらのエリアにも、ボルダーの課題を開拓してきた長い歴史があるのですね?
そうです。先ほど述べたように、いくつかのエリアの歴史は、Val Masinoでボルダリングが始まった時期とほぼ重なります。すでに1970年代、80年代に、ボルダラーたちはCimagandaの大きな崩落地、Val MalencoのSasso d’ArquinoとSasso del Militeを探索していました。のちに人が増えたほかの岩も、きっと探索されていたはずです。Sprianaも数十年前から知られるエリアですし、そのほかのエリアの大半は、1990年代の終わりや2000年代の初めから探索されたり、開拓されたりしてきました。
比較的最近発見されたエリアもあります。Sentiero Ruscaのエリア、Villa di Chiavenna、ここ数年Pavazが掃除してきたVal di Togno、そしてVal Gerolaの一部などです。これらのエリアの歴史は長い期間にわたり、そこで得られるものに、さらに魅力を加えています。
見逃せない「とっておき」をいくつか教えてください。選択肢が多すぎると思うので、Val Chiavennaに絞りましょうか!
ええ、無限にありますね…。Valchiavennaでは、San CassianoのAppaolo (7B)、Blocco Pedeferri (8A)、22A (7A)、San GiacomoのINRI (7C)、CimagandaのGaggio (6C)、SuperfoxとLegnetto magico (7C)、Lo Schiaffo (7A+)、Potere Sardo (7A)などは絶対に見逃せません…。でも、本当にたくさんあるので、誰もが自分だけのお気に入りの宝石を見つけられると思います!
ありがとうAlberto! 新しい情報を知りたいときは、どこであなたを見つけられますか?
FacebookページのYogascent – Yoga e Arrampicataと、Instagramのプロフィールalbertaccia_yogascentです。連絡したい方は、[email protected]にメールしてください。Valtellinaのエリアを訪れる方で、その魅力や価値をさらに高めることに貢献したい方からの提案、訂正、更新情報を、喜んで受け取りたいと思います。本当にありがとうございます!
[Prestoneの岩、写真:Coll.Milani]











